悪質商法の事例               作成日 08/3/29 更新日 
悪質競馬情報の事例 32
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悪質業者に欺されて、困ったと思ったら、とにかく誰かに 相 談 しましょう。
〜悪いのは欺した人間です。あなたは悪くありません〜    安心し、冷静になれ、勇気が出ます。
名前が検索できない会社であっても、競馬情報料が数万円でも詐欺の可能性大。何十万円、ましてや
何百万円なら間違いなく詐欺です。

悪質競馬情報提供会社 (有)○○詐欺情報社 1号架空カリスマ情報社○○
              
終 了
多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。

1、事案の概要  相談前

 Zさんは、2007年11月25日のスポーツ新聞にで、500円で競馬の順位予想の情報提供をするという(有)○○詐欺情報社の広告を見て、軽い気持ちで登録しました。そして、12月1、2日、情報を聞いて馬券を買いましたが、全く当たりませんでした。
 すると12月4日に(有)○○詐欺情報社の1号詐欺師上戸から電話があり、Zさんの担当になったと聞きました。また、「厳選レース」があり、このレースは確実に回収できます(必ず儲かるの意)と言われ、信用して、12月5日、2万円を貴社口座に振り込みました。すると1号詐欺師上戸からメールが届き、「1号架空カリスマ情報社○○というのがあり、うちの情報提供の的中率は3〜4割程度なのに対して、1号架空カリスマ情報社○○は、昨年の実績は9割以上の的中率で、今年も確実です。その1号架空カリスマ詐欺師○○から1年ぶりに情報を無料で提供してもらえることになりました。」と連絡がありました。Zさん自身、情報会社を使うのは初めてで、普通は同じ業者同士で足の引っ張り合いはあっても誉めるなんてことはないし、1号架空カリスマ情報社○○は凄いと思ってしまいました。
 2万円の「厳選レース」は、ギャラクシーSの予定でしたが、結局不安要素があるとの理由で情報は提供されませんでした。
 2日ほどして1号詐欺師上戸から電話があり、1号架空カリスマ情報社○○の「△△限定競走」という夢の様な話がきますから楽しみして下さいとのことでした。
 「△△限定競走」というのは、毎年度、△△に限定して、最大40日間の予想をするものですが、去年の分の実績は、2400万から2500万円の利益があり、○○詐欺情報社会員の中には8000万円を手にした人もいるとのこと。今年も凄い結果が出るという話でした。
 その後1号架空カリスマ情報社○○から封書が届き、1号詐欺師上戸からも、自分の会社の情報よりも遥かに上の情報ですから、こちらに入れば大金が手に入るのは間違いないという内容の説明がありました。また、言われるままに1号架空カリスマ情報社○○に電話をすると、2号詐欺師小野という男が出て、何か夢をお持ちですか?と尋ねるので、うどん屋をやりたいと話すと、「△△限定競走」の中に入れば、確実に4〜5百万はもうかるかの様に言われました。そして、あなたを推奨しておきますから連絡があるのを楽しみにお待ち下さいと言われ、次の日に速達で金額表が送られて来たので、「△△限定競走」に選ばれたことがわかりました。そこで、今までの1号詐欺師上戸、2号詐欺師小野の説明や案内書を見て、必ず大金が手に入るものと思いこみ、2007年12月10日に、40鞍分の105万円を○○詐欺情報社の口座に振り込みました。
 そして1号詐欺師上戸に言われて1号架空カリスマ情報社○○に電話をすると、2号詐欺師小野から、確実に回収率を上げるためには関東と関西両方やった方がよいと言われ、その場合、関東・関西それぞれ55万円の計110万円になるので、先の105万円に5万円を追加することになりました。また、2号詐欺師小野から「中京のレースで確実にとれるものを1号架空カリスマ詐欺師○○から1レース出してもいいと言われているのですが、 このレースは2000倍は確実(1万円買えば2000万円になる)なものですから、あなたは馬券を買えば後は払い戻しに行くだけですから、うちの情報提供は確実な投資提供です。本来は500万から1000万円の情報を今回は1号架空カリスマ詐欺師○○がZさんに100万円でいいからと言っています。確実な投資で、絶対損はしませんから」と、30分ほどもかけて執拗に勧誘されました。1号詐欺師上戸からもいい話を貰って良かったですねの連発でした。そこですっかり信じたZさんは、1レース分100万円と、追加の5万円、計105万円から、先日のギャラクシーSの情報未提供分の2万円を引いた、103万円を12月13日に○○詐欺情報社口座に振り込みました。
 それから又1号詐欺師上戸から電話があり、「僕も充分サポートしますから充分回収して下さい。 1号架空カリスマ情報社○○は回収率高いですから 12月15日から3月2日まで頑張って下さい」と言われました。
 しかし、その後は、予定していた情報提供がなかったり、買った馬券は不的中が続き、その都度いろいろな言い訳を聞かされ、納得できなかったりのくり返しでした。そこで、自分は欺されているのかもしれないと思い、インターネットで調べたところ、同様の事案を見つけ弊事務所に連絡を下さいました。
 そこで、本職がZさんのお話し等を精査したところ、近頃よくある競馬情報詐欺事案と同様のものであることがわかりました。

2、事案の概要  相談後
 1号架空カリスマ詐欺師○○なる人物は存在せず、当然その経歴も人脈も実績もすべて捏造です。また、1号詐欺師上戸、2号詐欺師小野らの話は、用意周到に準備された作り話です。そして、このように、捏造した情報や作り話でZさんをして信じ込ませ、多額の金員を支払わせる行為は、まさに組織的な詐欺行為であり、悪魔的で、許すべからざる行為です。