悪質商法の事例               作成日 08/5/9 更新日 08/10/17 
悪質競馬情報の事例 39
          板倉事務所 > 競馬情報詐欺一覧

弊事務所の記事の無断引用はおやめ下さい(リンクは結構です)
悪質業者に欺されて、困ったと思ったら、とにかく誰かに 相 談 しましょう。
〜悪いのは欺した人間です。あなたは悪くありません〜    安心し、冷静になれ、勇気が出ます。
名前が検索できない会社であっても、競馬情報料が数万円でも詐欺の可能性大。何十万円、ましてや
何百万円なら間違いなく詐欺です。

悪質競馬情報提供会社 (有)○○詐欺社1号架空情報社○○
                 /2号架空情報社○○3号架空情報社○○

                /架空格付け会社○○/架空管轄組織○○
多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。

1、事案の概要  相談前

 2008年2月27日、Aさんはインターネットで(有)○○詐欺社のホームページを見たところ、登録料500円のみで、競馬の順位予想に関する情報を8日間提供されると知り、興味を持ち、入会しました。そして、3月1日と2日、情報を1日2鞍ずつ提供されましたがすべて不的中でした。
 すると3月3日、(有)○○詐欺社から「○○競馬研究所」のパンフレットが届き、3月7日には、(有)○○詐欺社の1号詐欺師高橋という女から電話が入り、「○○競馬研究所の○○先生が予想した昨年の『○○限定競走』の実績は凄かった。昨年は6,700万円手にした人もいる。次の土曜日に○○先生による予想を無料で提供するので、その凄さを味わっていただきたい。ただし、限定100名のみなので、提供開始時間になったらすぐ電話をして欲しい」との事でした。また、○○競馬研究所に電話をすると、2号詐欺師タケダ本部長が出て、「貴重な情報が聞けるので、是非電話して欲しい。○○先生の予想は的中率が高い。Aさんは電話をくれるほどやる気があるので、今年の『春季限定競走』へ参加できる方40名を選ぶ会議で、是非推薦しておく」との事でした。
 3月8日、指定の13時30分丁度に、○○先生の無料情報を聞こうと電話をしたところ、何度かけても話中で、10分後につながった時には既に100名に達したとの事でした。そのため情報を聞くことはできませんでしたが、この特典に外れた人は、優先的に『春季限定競走』に参加ができるように配慮するとの事でした。
 3月8日と9日は、500円の情報を1日2鞍ずつ提供されましたが、すべて不的中でした。
 3月10日、(有)○○詐欺社から郵便が届き、40名の中にAさんが選ばれたとの知らせと、土曜日の○○先生の無料情報で、141万円の的中が出たとの記載がありました。
 1号詐欺師高橋からは、「当選本当におめでとうございます。」と言われ、本当に当たるのかと確認をすると、「昨年の実績表を見てもらった通り、間違いはありません」との事でした。
 ちなみに、昨年の「春季的中実績」は、「3月度18戦14勝、32,197,000円獲得/4月度18戦16勝、30,748,000円獲得/5月度16戦15勝、31,442,000円獲得/6月度18戦17勝、31,591,000円獲得」とあり、それが事実であれば凄いことだとAさんは思いました。
 3月13日、1号詐欺師高橋氏らの言葉とパンフレットの実績を信用したAさんは、「東日本」のレースのみ10日間提供のコースを選び、情報料として○○万円を振り込みました。
 その後、3月15日と16日、500円の情報はすべて不的中。また、期待していた○○情報は、確信が得られないとの理由で、2日とも提供はないとの事でした。
 3月22日と23日は、500円の情報も○○情報も全て不的中でした。
 さらに3月29日、30日、4月5日、6日、12日、13日の○○情報は全て不的中でした。
 このような不的中ばかりの結果から、Aさんは欺されたと気が付きました。