悪質商法の事例 　　　　　　　　　　　　　　作成日　08/5/23　更新日　10/06/14　
悪質競馬情報の事例　４４
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悪質業者に欺されて、困ったと思ったら、とにかく誰かに　相　談　しましょう。
～悪いのは欺した人間です。あなたは悪くありません～　　　　安心し、冷静になれ、勇気が出ます。
名前が検索できない会社であっても、競馬情報料が数万円でも詐欺の可能性大。
何十万円、ましてや何百万円なら間違いなく詐欺です。
競馬情報提供会社　　 ㈱○○詐欺情報社
　○ここに詐取会社の名前を公表できないのは残念ですが、悪質かどうかの判断は名前ではなく、　競馬情報料が数万円なら詐欺の可能性大。何十万円、ましてや何百万円なら間違いなく詐欺、という風に判断して頂きたいと思います。
終　　了
多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。
１、事案の概要　　相談前

　Aさんは４月４日付のサンケイスポ－ツに載った（株）○○詐欺情報社の広告に、「毎週４レースの情報提供。４戦３勝、1点千円で３０万円以上が毎週の配当の目安となる。過去1ケ月の的中実績は２０戦１９勝」などとあるのをみて、話半分にしても凄いと感じ、登録料５００円を振込み会員になりました。
　そして、さっそく４月１２、１３日の計４レース買いましたが、不的中でした。
　すると４月１６日、（株）○○詐欺情報社の自称1号詐欺師の悪田から担当になったという挨拶状と、１番日本情報ワルードという、優秀な情報企業を顕彰する機関があり、その「第２４回日本情報ワル－ド」に、（株）○○詐欺情報社が「顧客△△賞」部門でノミネ－トされたという案内資料が届きました。
　一方、４月１９日は２レースとも不的中。４月２０日は２レース中１レースが的中し、１４７０円の払い戻しを受けました。
　その後、第２４回日本情報ワル－ドに於いて、（株）○○詐欺情報社が「顧客△△賞」を受賞したとの知らせがありましたが、資料を見ると、「１番架空カリスマ詐欺情報社」という情報企業が
６期連続１４度目の「最優秀企業大賞」を受賞したとあり、凄い企業があるものだと思いました。
　続いて４月２３日、日本情報ワル－ド受賞企業を対象に、この凄い「１番架空カリスマ詐欺情報社」が情報を全6枠開放するという知らせが届き、推薦候補者６０枠の中にAさん自身が入っている事が分かりました。
　同封された「１番架空カリスマ詐欺情報社」の資料を見ると、「年間的中実績１０３８本」「平均的中配当４万６２７５円」「１開催平均回収利益規模３９７９」などの言葉が踊り、的中実績として掲載された数々の万馬券や最高顧問カリスマ詐欺師悪元康成等幹部の自信に溢れた様子の写真等を見て、それらのすごさに、本物だと信じてしまいました。
　一方、４月２６、２７日の４レースは全て不的中でした。
　間もなくして、「１番架空カリスマ詐欺情報社情報取得権利証明書」及び関係書類が届き、権利を取得したことがわかりました。
　４月２８日、これまでの話を信用したAさんは自称1号詐欺師の悪田と話し、１番架空カリスマ詐欺情報社情報のうち１６鞍を３６万円で取得することにし、即日（株）○○詐欺情報社口座に振り込みました。
　さらに、４月２９日には、５月３、４日の情報開放初週に「特別供与○○情報」が追加導入される事が決まったとの資料が届きました。また、（株）○○詐欺情報社の自称２号詐欺師の悪村から「業界資本□□指定」の話があり、何鞍買えるかと聞かれたので、1鞍２７万５千円では４鞍で１００万を超えるので、それ以上は無理と考え4鞍にしたところ、２号詐欺師の悪村が情報元に確認し、全部で１２鞍中、１０鞍を１１０万円でよいとのこと。そこで、その日の内に１１０万円を振り込みました。
　５月１日、（株）○○詐欺情報社のコミッショナ－自称３号詐欺師の悪沢から、「業界資本□□指定」の残り２鞍を２０万円にするので全部行きましょうという話があったので、その日の内に２０万円を振り込みました。これまでに振り込んだ金額は合計１６６万円になります。
　さて、５月３日は３レースの情報を取得（特別供与○○情報及び業界資本□□指定）したものの不的中となり、少し不安になりました。
　５月４日は同じく３レースの情報を取得しましたが、これもまた不的中となり、だいぶ不安になりました。
　５月５日、1号詐欺師の悪田より、「今回の前代未聞の不祥事について急遽呼び出されています。今後の対応は日本競馬情報○○指令本部がするので、そちらの４号詐欺師の悪原まで連絡して下さい。」とのことでした。
　そして４号詐欺師の悪原からは、「よくある事です。何か原因があって結果があるのだから修正すれば良くなります。次に期待して下さい」と言われました。
　その後は、（株）○○詐欺情報社から、「１番架空カリスマ詐欺情報社」の情報に関する謝罪と今後のお知らせ、１番架空カリスマ詐欺情報社のカリスマ詐欺師悪元康成から、詫び状及び今後の決意表明などが届きました。
　しかしその後も、５月１０、１１日と不的中の為、４号詐欺師の悪原にこれまでの結果を踏まえた改善が見られないので、情報料の返還を求めたところ、言い訳をしたり、「業界資本□□指定のシミュレ－ション結果や直近の実績は、間違いなく事実です」と主張するばかりで、応じようとしませんでした。
　とうとうAさんは欺されたという思いが募り、インターネットで調べると同様の事案を見つけ、確信し、弊事務所に連絡を下さいました。
　パンフレット等の内容は全て捏造と言ってもよく、「１番架空カリスマ詐欺情報社」最高顧問カリスマ詐欺師悪元康成なる人物は存在せず、日本情報ワルードから始まる話の全ては架空の話であり、実績と称する馬券も数字も捏造であり、何から何まで、組織的に用意周到に準備して構成された物語に過ぎません。1号詐欺師の悪田、２号詐欺師の悪村、３号詐欺師の悪沢、４号詐欺師の悪原等の言葉もこれらを信用させる為に仕掛けられた作り話で、このようにしてAさんをして信じ込ませ、多額の金員を支払わせる行為は、まさに組織的な詐欺行為です。