悪質商法の事例 　　　　　　　　　　　　　　作成日　08/3/19　更新日　
悪質競馬情報の事例　６７
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悪質業者に欺されて、困ったと思ったら、とにかく誰かに　相　談　しましょう。
〜悪いのは欺した人間です。あなたは悪くありません〜　　　　安心し、冷静になれ、勇気が出ます。
名前が検索できない会社であっても、競馬情報料が数万円でも詐欺の可能性大。何十万円、ましてや
何百万円なら間違いなく詐欺です。
　　競馬情報提供会社　　　○○詐欺情報社　／１号架空カリスマ情報社○○
　○ここに詐取会社の名前を公表できないのは残念ですが、悪質かどうかの判断は名前ではなく、　競馬情報料が数万円なら詐欺の可能性大。何十万円、ましてや何百万円なら間違いなく詐欺、という風に判断して頂きたいと思います。
終　　了
多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。
１、事案の概要　　相談前

　Ａ氏は中日スポーツ新聞に載った○○詐欺情報社の広告に興味を持ち、会員登録をしました。そしてさっそく情報を貰い馬券を購入しましたが全く当たりませんでした。
　すると、○○詐欺情報社の担当者から電話が入り、不的中の詫びと、「架空格付け大会○○」という、競馬情報企業の優劣を評価する大会で史上最多となる７部門の受賞を独占した「１号架空カリスマ情報社○○」という情報会社が、一般に情報を開放するに当たり、情報取得者を決める投票会議があるので、Ａ氏を推薦するとの話でした。
　その後、担当者より電話が入り、投票会議でＡ氏が「１号架空カリスマ情報社○○の情報権利」を１番の得票で取得したと言われ驚きました。そして、「１号架空カリスマ情報社○○」から資料が届きました。
　資料によると、１号架空格付け会社○○という、いわば格付け会社のようなものがあり、そこが主催して行われる、「第○回架空格付け大会○○２００８」で、「１号架空カリスマ情報社○○」が史上最多となる７部門の受賞を独占し、名実共に日本競馬情報事業としての地位を証明した稀代の情報企業であると書かれていました。また、１号架空カリスマ情報社○○の最終取得権利「全１５枠」の正式決定を告げる書面には、まず９０名が候補になり、さらにその中から１５名が選ばれ、その中に得票数１位で選ばれた自分の名前が確かに書き込まれているのをみて、Ａ氏はこれは本当の事だと思いました。また、書面の中に、自分の為に担当者が一所懸命にやってくれたことが書かれていて、嘘とは知らず感激しました。
　さらに、１号架空カリスマ情報社○○のチラシには、「前週に高額配当的中供与を実現したとする万馬券の写真」「統合運営顧問の１号カリスマ詐欺師の自信に満ちた写真」「１号架空カリスマ情報社○○の情報権利・取得者投票会議で居並ぶお歴々の写真」「１開催あたりの平均回収利益規模５０００倍」「最低取得期間８日間（計８鞍）でも５０００倍という極めて高度な平均回収利益規模の数値が設定されている」「開放初週には期間内の投資資本捻出を担う最大の収益確保が予定」などの言葉が踊り、Ａ氏は、これは凄いと思いました。
　また、担当者からは、通常なら１００万円以上の権利がたったの４５万円と言われ、しかも「１６日間ほとんど外しません」と何度も何度も、くどいほど言われ、「１号架空カリスマ情報社○○の情報は絶対に損をさせないし、負けるなんて考えられない。私はＡさんにこれ以上損害を与えたくないので１号架空カリスマ情報社○○の情報を是非割引期間内に購入をして下さい。必ず儲かります。保証します。」と言われ、そこまで言うならと信用して、２００８年６月４日（水）を指定日として１号架空カリスマ情報社○○口座に４５万円を振り込みました。
　そしてさっそく６月７日、８日に各１レース、３連単を１点購入しましたが共に不的中でした。担当者には「１週目から安心して下さい」と言われ、高い情報料を払っていたので、この不的中の結果に、もしかしたら欺されたのではという思いが湧きました。翌日担当者から電話があり、お詫びの言葉を言われ、Ａ氏のためだけに全てが全力で動いているかのようなことを言われ、次こそ期待してくださいと言われて、期待半分で臨みましたが、６月１４、１５日も惨敗でした。
　結局４日続けて不的中という結果を見て、Ａ氏は欺されたと確信せざるをえませんでした。担当者の言葉を心底信用し、良い人だと信じてのことだっただけに、精神的ショックは大きく、こんないい人の言ったことが嘘だったらもう人は信じられないと思ったほどでした。そのような思いの中、本職に連絡を下さいました。　
　「架空格付け大会○○」も「１号架空格付け会社○○」も「１号架空カリスマ情報社○○」も、すべて架空の作り話で、パンフレット等に記載された過去の実績、万馬券、代表者・幹部の写真等は全て捏造です。そして、担当者が電話で語ったこと、文書に書き記したことは全て作り話で、Ａ氏から金員を騙し取るための芝居、仕掛けに過ぎません。このように、何から何までが用意周到に準備して作られた架空の物語を、複数の人間たちが互いに連携しあって、真実であるかのように装い、Ａ氏をして信じ込ませ、多額の金員を支払わせる行為は、まさに組織的な詐欺行為（民法９６条、刑法２４６条）であります。また、その結果、Ａ氏が精神的にも経済的にも大きなダメージを受けることを予見しつつ、何等躊躇することなく遂行するその精神は、極めて悪魔的であります。