悪質商法の事例               作成日 08/3/19 更新日 
悪質競馬情報の事例 70
          板倉事務所 > 競馬情報詐欺一覧

悪質業者に欺されて、困ったと思ったら、とにかく誰かに 相 談 しましょう。
〜悪いのは欺した人間です。あなたは悪くありません〜    安心し、冷静になれ、勇気が出ます。
名前が検索できない会社であっても、競馬情報料が数万円でも詐欺の可能性大。何十万円、ましてや
何百万円なら間違いなく詐欺です。

  競馬情報提供会社    ○○詐欺情報社
終 了
多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。
追加料金を請求してくるタイプ。
1、事案の概要  相談前

A氏に、2008年○月頃、○○詐欺情報社の1号詐欺師から突然の電話があり、「最近競馬はどうですか?儲かっていますか?○○詐欺情報社は営業年数も古く実績もあります。良い情報があるので―度聞いてみませんか」という具合に誘われました。その時、「絶対儲かりますから。5千円で100万ぐらいにはなります」などと言われ、嘘をつくような人とはとても思えないその声の印象から、本当に違いないと思ったA氏は一度やってみようという気になり、○月○日頃に、情報料○万円を指定の口座に振り込みました。
 そして○月○日のレースの情報を取得し、3連単の買い目2点を得て馬券を購入したものの不的中でした。投資金額は5千円でした。約束とは違う予想外の結果だったので1号詐欺師に理由を尋ねると、雪のためレースの提供ができず、代替のレースでしたという説明が返ってきました。
 ○月○日、「今度の情報は絶対儲かります、300〜500万円程になるレースです」といわれ、今度こそ大丈夫だろうと信用して、○月○日頃、○万円程の情報料を支払いました。そして○月○日のレースの情報を取得し、馬連の買い目3点を得て馬券を購入したものの全て不的中でした。投資金額は○万○千円でした。
その後電話があり、「A氏のために枠を確保していたのに」と言われ、今までの不的中は何かの間違いだろうと自分を納得させて、○○万円程情報料を払い、情報を聞き、馬券を購入しましたが、これまた不的中でした。
 その後も、○月○日頃に、「今度の情報は間違いありません。たぶん1千万円ぐらいにはなるでしょう」と言われ、情報料は○○万ですが、今までの分が○○万円ありますので残り○○万円振り込んでくださいといわれ、○月○日に○○万円振込みしました。これで合計○○万円になります。
 そして○月○日のレースの情報を取得しましたがまたもや不的中でした。投資額は○万円ほどでした。
 絶対に儲かりますと言われ、信用して始めたのに、何故このように不的中ばかりなのかと、1号詐欺師に強く抗議したところ、「情報漏れがあったみたいで情報が提供できなかった」というような回答でした。そのとき情報料を返して欲しいと言ったところ、返すとは言わず、次回のレースを奨められました。しかも、「情報料が全部で○○○万円なので、あと○○万円必要」と、さらに金銭を要求してきたので、これはダメだ、だまされたと確信し、その後は電話に出るのを止め、本職に連絡を下さいました。

 
2、事案の概要  相談後

 
 A氏は全部で8点ほどを購入し全て不的中でしたが、絶対当たるという話ですから、それが本当であれば的中率は少なくとも90%はあると考えると、不的中率は10%以下になりますが、。不的中率は10%で8点(回)続けて不的中がでる確率は何と1億分の1となります。これは現実にはあり得ない数字です。8回連続不的中など、この種の話では腐るほどあるのですが、このことをもってしても、○○詐欺情報社の情報はなんら特別なものではないでたらめなものであったことがわかります。そして1号詐欺師の話は、このでたらめな情報を特別なものと信じさせるために準備された作り話であり、芝居にすぎません。このように、何から何までが用意周到に準備して作られた架空の物語を真実であるかのように装い、A氏をして信じ込ませ、多額の金員を支払わせる行為は、まさに詐欺行為です。