悪質商法の事例    作成日 08/10/12 更新日 10/05/26 
悪質競馬情報の事例 92           板倉事務所 > 競馬情報詐欺一覧

悪質業者に欺されて、困ったと思ったら、とにかく誰かに 相 談 しましょう。
〜悪いのは欺した人間です。あなたは悪くありません〜    安心し、冷静になれ、勇気が出ます。
名前が検索できない会社であっても、競馬情報料が数万円でも詐欺の可能性大。
何十万円、ましてや何百万円なら間違いなく詐欺です。

  競馬情報提供会社 (株)○○競馬情報詐欺会社  
 当ホームページの記事をみて、騙されたことに気が付いたというご連絡を時々頂きます。事前に見ていたら騙されなかったのにと残念がる方もいます。振り込め詐欺が絶えないように、故意に人を騙す行為を常習として行っている者たちがいます。そういう実態の一部を知る者の一人として、ささやかながら、注意喚起の為、当該ページを作成しています。
進 行 中
多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。
1、事案の概要  相談前

 Aさんは△△年△△月△日にスポニチに掲載された(株)○○競馬情報詐欺会社の広告を見て興味を抱き会員登録をしました。そして、(株)○○競馬情報詐欺会社から送られてきた8月9日、10日の情報では「4鞍全て的中」となっていたのでこれは当たると思い、8月16日、17日のレースに合わせた、「○○ギブアンドテイク情報」という情報を8月11日に5万円で購入しました。しかし、なんと4鞍全て不的中でした。必ず当たると信じていたので馬券代は10万円を使いました。
 この情報には「○○会員専用悪階堂情報」がついていて100パーセント的中するとの事で、無料でついているものと思っていたところ、担当の1号詐欺師悪上から連絡があり、「永久パスワードがいるので50万円振り込んで欲しい」と言われました。高額なので驚きましたが、絶対に当たるというので、それなら安いものだと思い直し、信用して、8月20日に10万円、21日に40万円を(株)○○競馬情報詐欺会社の口座に振り込みました。そしてこれで情報が聞けると安心していたところ、1号詐欺師悪上から、「情報料金は別です。あと50万円払って欲しい」と言ってきました。そこで、話が違うと思いながらも仕方なく、8月22日に20万円、その日の晩に30万円を振り込みました。
 翌日、今度こそ情報を聞けると思っていると、1号詐欺師悪上の上司の2号詐欺師悪瀬から電話があり、「3時までに予定金額を払ってもらえなかったので、情報元が『あと100万円払ってもらわないと情報を提供できない』と言っている」と、追加料金を要求してきました。約束が違うと思いながらも、必ず当たる情報が貰えると信じていたため、これを払えば今まで支払った分をすべて取り返せると思い、8月24日に25万円、8月28日に25万円、8月29日に20万円の計70万円を振り込みました。しかし、8月31日は、「雨で馬場の状態が悪いので100%ではない」という理由で情報の提供はありませんでした。
 もう追加料金の請求はないと思っていると、翌週になって情報管理部長の3号詐欺師悪門から、「これで絶対に最後だから40万払って欲しい」とまたもや追加料金の要求がありました。Aさんは3号詐欺師悪門に対して何度も何度も「これで最後ですね」と確認をした上で9月5日に40万円を振り込みました。しかし、振り込むとまた3号詐欺師悪門から電話があり、「他の情報会社を使っているから情報が提供できない。それを消すには500万円いるが100万でいい」と要求してきました。このように何度も何度も追加情報料を要求されるばかりで情報の提供がないので、Aさんは欺されたことを悟り断りました。これまでに(株)○○競馬情報詐欺会社に支払った料金は全部で215万円でした。


 2008年8月23日にAさんの携帯に(株)○○競馬情報詐欺会社の悪平から電話がありました。悪平によると、最近はいろいろな悪徳会社が多いのでそれらを利用しないように気をつけて下さいとの事でした。Aさんは(株)○○競馬情報詐欺会社に振り込みをしていたので不安になり、「△△という会社はどうですか」と聞くと「そこは悪徳なので利用しない方がいいですよ」と言われ、その言葉を信じて、T△△を利用することにしました。翌日の方でレースがないと言われたのでT△△の悪平に相談すると、「うちでも100%的中の一番カリスマ詐欺師、悪本情報というのがあり、そのレースが今日あるからそれに参加してください。今日は約1千万円の回収がありますから」と言われ、信用して参加を決めました。そこでまず8月24日(日)、八千代銀行の口座に5万円の登録料を振り込みしました。振り込むと最高責任者の悪本から電話があり、「最終12レースで八百長のレースがあります。あなたも参加してもらうのでとりあえず口止め料として60万円振り込んでください。それで今日のレースができます」と言われたので、必ず当たるならと、一番カリスマ詐欺師悪本を信じて、その日に60万円を振り込みました。しかしレースはなんと不的中でした。馬券代は2万円でした。
 翌日、「今週もレース提供があるのでそこで必ずあなたに回収させますから今日中に25万円振り込んで下さい」と言われ、8月25日に25万円を振り込みました。ところが8月27日に悪本から電話があり、「これは3千万円回収のレースです。情報元が情報料300万円と言っています。追加で300万円払って下さい」と言ってきました。しかしそんな金額はとても払えないと断るうちに、「これであなたに払ってもらう情報料は最後です。30万円でいいですから」ということになり、この時も悪本の言葉を信じて、仕方なく同日30万を振り込みました。またこの時、情報は年末まで提供するという話になりました。しかし、8月31日のレースはまたもや不的中でした。
 その後悪本から電話があり、「今回はだめだったが9月7日のレースで必ず回収させますから待っていて下さい」との事でした。そして9月5日になり悪木から電話があり、「あなたは他社を使ってるでしょう。このままだと情報元が情報を渡せないと言っています。情報元を納得させるために、3時までに45万円振り込んで下さい」と言われ、このままだと情報が貰えないので仕方なく、9月5日に5万円と20万円、9月6日に20万円の計45万円を振り込みました。その後また3号詐欺師悪木から電話があり、今回は八百長を仕組むブローカーの方にも動いてもらったのであと50万円必要ですと言われました。しかし、もうお金がないので無理だと言うと「半分でもいいから払って下さい」と言われ、これまた応じなければ情報が貰えないので仕方なく、9月7日に10万円を振り込みました。しかし、またまたレースは不的中でした。
 このように絶対当たるといったレースが全て不的中という結果を見て、Aさんは欺されたことに気が付きました。  
 △△もT△△も、的中実績や担当者の話は、「必ず当たる」というもので、高額の情報料を払わせたにもかかわらず全て不的中でした。必ず当たるということは的中率100%ということですが、一歩譲って的中率99%とすると、不的中率は1%になります。従って1回だけなら不的中でもおかしくないかもしれません。しかし、3回連続不的中の確率は100万分の1、4回連続は1億分の1ですから、現実にはあり得ないと言ってもよく、これからしても、情報が何も根拠のないでたらめな情報であったことが分かります。
 また、以上からもわかるように、△△の悪野やT△△の悪平等が語った話は、的中実績も八百長レースの話もすべて作り話で、それをAさんに尤もらしく語っては欺し、信じさせては金員を支払わせ、嘘を重ねては追加料金を払わざるを得ないような状況に追い込んでは支払わせるというものです。このような行為は、まさに組織的な詐欺的、強迫的行為であり、悪魔的行為です。