| ○○競馬情報詐欺会社 |
| 当ホームページの記事をみて、騙されたことに気が付いたというご連絡を時々頂きます。事前に見ていたら騙されなかったのにと残念がる方もいます。振り込め詐欺が絶えないように、故意に人を騙す行為を常習として行っている者たちがいます。そういう実態の一部を知る者の一人として、ささやかながら、注意喚起の為、当該ページを作成しています。 |
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| 多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。 |
１、事案の概要
６月頃、○○情報詐欺会社からA氏の携帯に勧誘のメールが来るようになりました。的中結果を見みると毎週かなりの配当結果が表示されていて、それらはすべて３連複で万馬券かまたはそれに近いものでした。A氏はこれならば試してみたいと思い、７月１０日に申し込み代金３万円を○○情報詐欺会社の口座に振込みました。そしてさっそく７月１２日に３レース分を各４点ずつ指示通り購入しましたが全て不的中でした。すると、一度連絡を下さいというメールが来たので、ネット部門に電話をすると、ネット部門では公表できない特別な部門があると言われ、そこの電話番号と担当者の一号詐欺師悪宮の名前を教えられました。
そこで、約束の日に担当の一号詐欺師悪宮に電話をすると、なぜネット部門とはまったく違った情報を取り扱う部門があるのかの説明があり、その際、「ＪＲＡは出来レースは無いと言っているが本当はある。特に夏から秋にかけた地方競馬で行われている。」という話がありました。そこで、A氏がそれではやらせではないかというと、「この不景気で厩舎なども潰れてしまう所もある。そのような厩舎を救済する為に出来レースが行われる。」という説明でした。さらに、「東京などのメイン会場ではやりにくいが、夏競馬の地方競馬ではよく行われる。」「メール配信で間違った所に情報が流れてしまうと問題になる機密情報なので、サイト部門と分けている。」「情報提供は情報の漏洩を避ける為、提供当日の１２時から１３時の間に電話をかけ買い目を聞くという方法で行われる。」「前回ネット部門で負けた分を出来レースに参加して取り返してください。」「購入は、配当が下がりすぎないように１点１万円までにして下さい。」「まわりの人に情報を絶対に漏らさないように。」「参加枠があるかどうか上司と相談するのでまた次週連絡時間を決めて話します。」などと説明されました。
次の週、なんとか参加出来ることになりましたと電話がありました。話によると、「うちの部門の情報はとれない（的中しない）という心配はいらない。なぜかというと、巷にある情報会社に売る為の情報を扱っていて、取らせなければ（的中しなければ）意味が無い情報だから。」「情報料を払って当日の買い目通りに馬券を買えばいいだけです。」と言われ、これらの話をすっかり信用して、７月１７日に情報料７万円を振込みました。
そして、レース当日の７月２６日に最終レースで３連複４点指示の情報をもらい、各１０００円ずつ購入したところ、１点が的中し１００倍程度の配当がありました。
すると、次の週に一号詐欺師の悪宮から電話があり、「情報は間違ないものだったでしょう。いくら買ったの。」と聞かれ、１０００円ずつ購入したと話すと、「うちの情報は確かだからなぜ５０００円買わなかったのか。」と散々言われました。そして、今度はかなりの金額が見込めるレースをもう１つ提供出来るから、それには間違なくなく１万円かけて下さいと言われ、次のレースに参加出来るようにしておくから、レースが決まり次第連絡をいれるということで電話を切りました。
そのあとまた電話が入り「８月に弊社が２億円かけて作ったレースがある。そのレースに参加すれば１点１万円買う事で１２００万円になることが確定している。オッズ変動を避ける為３連単を４点指示します。必ず間違なくなく取らせます。」ということでした。「なぜそのような事が出来るのか？」と聞くと、「当社は元々情報元の会社でそういうレースを作って他の情報会社へ販売している会社だったが、それを悪用されたり転売されたりすることが後をたたない為、情報元から情報を個人へ販売する会社になった。」ということでした。そのときA氏は追加料金を取られるとは思わなかったので、話の内容からしてネット会員が的中しなかったレースの代替えで参加出来るものと思っていました。そこで、気軽に、「そういうレースがあれば参加してみたい。」と話すと、これは鉄板レースなので１００万円の参加料が必要ですと言われました。そこで、なぜそのような大金が必要かと聞くと、「出来レースなので、出馬する厩舎とジョッキーなどに話をつける為、当社も２億円をかけて作っている。だから必要です。」と言われました。「必ず当たるとわかっているものなら、１２００万円的中した後に１００万円払います。」というと、「他の参加者は皆レース前に払っています。払っていないのはあなただけです。」とか、「あなたが参加するのを前提に参加枠を決めてしまったので、あなたが参加しないとこのレース自体が流れて、皆に迷惑をかけてしまうことになる。」などと言われました。無料だと思っていたA氏は、そんなお金はないと言うと、「必ずとらせます。参加料金を払えば、後は安心して１２００万円が手元に入る。」というようなことを何回も繰り返し聞かされました。それでも参加する気は無いと言うと、上司と金額を相談してまた連絡するということになり、翌日一号詐欺師の悪宮から、「６０万円まで下げることができました。」と言ってきました。しかしそれでも断り続けると、「必ず１２００万円入ります。絶対に参加してください。６０万円が１２００万円になるんですよ。当社としては取らせなければ意味がない（必ずとらせますの意）。それにここまでの配当レースを作る事もめったにないし、Aさんは配当をどう使うかだけ考えてくれればいいんですから。」と延々と話をしてきました。それでも断り続けると、「消費者金融から借りてでも参加してください。必ずとらせます。」と言われ、そんなに支払うと馬券が買えなくなる言うと、「２５万円支払ってくれれば私はこのレースの権限をもっているのでなんとかします。あとはレース当日を楽しみにしてください。」と言われたので、結局信用して、８月７日、２５万円を○○情報詐欺会社の口座に振込んでしまいました。
すると翌日、一号詐欺師の悪宮の上司の二号詐欺師の悪田から電話が入り、「このレースに参加したいと大穴の厩舎が言ってきて参加することが決まり、その結果、配当が１３００万円に跳ね上がりました。」「配当がとれたときの事だけ考えて下さい。」などと言われ、「あなたはとても幸運ですよ。」と、やたらと持ち上げられました。しかし、「参加するにはどうしても合計金額６０万円が必要です。必ず取らせますから、どうしても参加して下さい。」「貴方１人が参加しないとレースが流れてしまうので他の参加者に迷惑がかかる。」「当社の素晴らしい情報をぜひ堪能してもらい、どうしても的中してほしい。」などと、延々と一号詐欺師の悪宮の時と同じようなことを言われ説得されました。
しかし、A氏が「参加は止めるので２５万円返して欲しい。」と言うと、「もう厩舎にその分は払ってしまっていて会社にはお金は無い。」と言うので、「それではその金額で参加出来るレースのときに参加する。」と言うと、「そういうレースは今後いつになるか分からないし、返金も出来ないから、ただ宙に浮いてしまうことになる。」と言われました。そして二号詐欺師の悪田が、「自分が馬券代を５万円ポケットマネーから出す。次の日曜日にレースがあるので時間が無いし、あと残り３０万円で参加させるのでなんとか用意して振込んで欲しい。」と、強引に丸め込まれてしまい、結局信用して、８月８日に３０万円を振込んでしまいました。
ところがレース当日８月１０日に買い目を聞きに連絡すると、「１着２着は問題ないが３着に問題がでてしまい本日は提供出来ない。」と言われました。次の週に連絡すると２人とも留守で三号詐欺師の悪上が出て、次の週に回収出来るレースを提供すると言われました。
そして８月１７日、３連単４点指示各１万円ずつ購入したものの全て不的中でした。
その後、、二週間に１回ずつ、５回ほどに渡り情報を貰いましたが、全て不的中でした。そのあいだ一号詐欺師の悪宮、上司の二号詐欺師の悪田に問い合わせても全く連絡がとれず、部下の三号詐欺師の悪上にデキレースはどうなっているのかと聞いても、上司に話をしておくとしか言わず、返金を求めても応じてくれず、時間が過ぎるばかりでした。そのためようやく欺されたと気が付いたA氏はインターネットを見て、本職に連絡を下さいました。 |
A氏は３万円、７万円、２５万円、３０万円と計６５万円の情報料を払いましたが、そのうち、６２万円は「できレース」（八百長レース）の話でした。しかし、故意に１頭の馬の足を遅くする程度のことならともかく、３連単や３連複を事前に決定するようなレースを作るなどと言うことは、物理的には全く不可能なことで、奇想天外な話です。そのようなあり得ないことを一号詐欺師の悪宮、上司の二号詐欺師の悪田等はA氏に尤もらしく語り続けたのですから、語られたことは全て作り話にすぎません。７万円で購入した情報はたまたま的中したにすぎず、次の５５万円の情報は提供されていませんが、話を尤もらしく見せるために提供を止めたり、あるいは追加情報料を払わせる為に仕掛けられた罠であったりと、デキレースにはよくある話です。今回も真意は不明ですが、よくある経過をたどっています。
このように、何から何までが用意周到に準備して作られた架空の物語を、担当者のみならず会社を構成する多数の人間たちが互いに連携しあって、真実であるかのように言葉巧みに語り、A氏をして信じ込ませ、多額の金員を支払わせる行為は、まさに組織的な詐欺行為です。 |
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