| 競馬情報詐欺会社 ○○競馬情報詐欺会社 |
| 当ホームページの記事をみて、騙されたことに気が付いたというご連絡を時々頂きます。事前に見ていたら騙されなかったのにと残念がる方もいます。振り込め詐欺が絶えないように、故意に人を騙す行為を常習として行っている者たちがいます。そういう実態の一部を知る者の一人として、ささやかながら、注意喚起の為、当該ページを作成しています。 |
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| 多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。 |
１、事案の概要
Ａさんは６月のある日、競馬専門誌「馬券の王様」（ぶんか社出版）に掲載された貴社＝○○競馬情報会社の広告を見ました。そこには、「○○競馬情報会社は単なる情報会社ではなく、馬主を新規に育てる事を目的としている。」とか、「希望すれば馬主になることもできるし、自分の夢を実現することができる。」などと書かれ、競馬で得た利益で車やマンションを購入した人の話が、名前入りの顔写真とともに載っていたり、あるいは毎週毎週の凄い的中実績が載っていて、大変興味を感じました。そこで、６月６日、貴社に電話をすると、一号詐欺師の悪泉が出て話をしました。
一号詐欺師の悪泉は、「会員の方が高級車や高級マンションを購入している実績が有るのは確かです。」とか、「『○○競馬情報会社』は馬主として活動をしていて、会員様から実際に馬主になられた方がいます。」とか、「○○競馬情報会社は情報の精度と的中率が高く、会員が負け越した事はありません。」などと話しました。また、「Ａ様は何か夢は御座いますか？！」と自信満々に聞いて来ました。これに対して、Ａさんにも夢があり、自分への御褒美に高級車を購入したいとか、親孝行を実現したいなどとと思っていると話しました。
そしてＡさんはその時の話ですっかりその気になり、○○競馬情報会社から情報を取得することにし、登録料の３万円を○○競馬情報会社の口座へ振り込み会員になりました。すると、それから３０分ほどして一号詐欺師の悪泉から電話があり、「入金を確認出来ました。そして、おめでとうございます！ 私が上層部へ問い合わせた所、Ａさん様が新規会員の中から特別に推薦され、万馬券情報の取得対象者に決定しました！ この情報は馬主からの９割的中の精度のある情報で、過去に不的中はありません。ランクは違いますが２レース分有ります。どうですか？ 参加してみませんか？ 今、申し込みをされないとすぐに定員枠が埋まってしまいますよ。」と言ってきました。それを聞いたＡさんは一号詐欺師の悪泉の言葉を何も疑うこと無く信用して、「凄い！、本当にそれだけ不的中が無いのであれば是非参加をしたい。」と思い、言われるままに２レース分の情報料４０万円（トリプルＳ情報・ダブルＳ情報）を○○競馬情報会社の口座へ振り込みました。
そして期待して待ったレース当日、２レース各５点（３連単）の買い目情報を取得し、馬券を購入し、ワクワクしながらテレビ観戦をしましたが、なんと信じられないことに２レース共に不的中に終わりました。４０万円と馬券購入費２５万円が消え、その日の夜はショックで寝付けませんでした。
翌週届いた会報誌を見ると、Ａさんが取得していないレースが万馬券的中となっていて、「参加された会員のみな様○○○万円の獲得おめでとう御座います！ そして参加されなかった会員のみな様、次回を逃がさない様にして下さい。」とありました。そこで、Ａさんが２レースの不的中に怒りの抗議をすると、一号詐欺師の悪泉は、「Ａさん様。初戦からの不的中誠に申し訳ございません。次は必ず的中しますのでもう一度チャンスを下さい。そしてフォローをします。２週連続で不的中は無いですから。次週は情報レベル特級（２、３ヶ月に１回有るか無いかの情報）となり、１鞍当たりの配当金額は約３００〜４００万円で、回収は確実。取って当たり前！ 今までに負けた分も１回で回収が出来ますよ。必ずプラス収支にさせる自信が有ります！」と最初の時よりも熱く語りました。その熱心な言葉を聞いて、Ａさんは不的中を忘れたかのように、一号詐欺師の悪泉の言葉を信用してしまいました。そして、今までの負債だけでも戻って来てほしいという思いもあり、もう一度一号詐欺師の悪泉の言葉にかけることにしました。そしてこれを最後と覚悟を決めて、トリプルＳ情報１レース分を購入することに決め、６月１９日に情報料２５万円を○○競馬情報会社口座へ振り込みました。
ところが、今度こそと期待して取得した１レース５点（３連単）の買い目情報も空しく不的中に終わり、情報料２５万円とともに、馬券購入費１２万５千円が消えました。
翌週、このままではいけないと思い一号詐欺師の悪泉へ、「的中するまで無料で保証レースを提供してほしい。」と抗議をしましたが、「現状では無料で提供できない」と言われ、埒があきませんでした。その後、一号詐欺師の悪泉から連絡は一切無く、○○競馬情報会社から会報誌が届くだけでした。このような結果にＡさんはようやく欺されたことに気がつきました。 |
一号詐欺師の悪泉は、「１鞍当たりの配当金額は約３００〜４００万円が確実。取って当たり前！」「過去の不的中はありません。」などと話しましたが、それは的中率１００％という意味と同様と解することができますが、１歩譲って９９％としても、不的中率は１％です。この確率で２鞍連続不的中は１万分の１、３鞍連続なら１００万分の１の確率です。しかし、Ａさんは３レース全て不的中でした。これは話が本当であればあり得ない事実といってもよいことで、取得した情報が何の根拠もないでたらめなものであることは明らかです。
以上からも分かるように、一号詐欺師の悪泉がＡさんに話したことは何から何までが作り話で、会報誌に記載された的中実績は都合良く作られたもの、言い替えれば捏造です。このように、何から何までが用意周到に準備して作られた架空の物語を、一号詐欺師の悪泉を初めとして関係者が互いに連携しあって、真実であるかのように言葉巧みに語り（広告、会報誌を含む）、Ａさんをして信じ込ませ、多額の金員を支払わせる行為は、まさに組織的な詐欺行為（民法９６条、刑法２４６条）です。 |
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