悪質業者に欺されて、困ったと思ったら、とにかく誰かに 相 談 しましょう。
〜悪いのは欺した人間です。あなたは悪くありません〜 安心し、冷静になれ、勇気が出ます。
名前が検索できない会社であっても、競馬情報料が数万円でも詐欺の可能性大。
何十万円、ましてや何百万円なら間違いなく詐欺です。
| 競馬情報詐欺会社 ○○競馬情報詐欺会社 |
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| 多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。 |
Ａ氏は８月２４日付日刊スポーツ紙上で（株）○○競馬情報詐欺会社の広告を見て興味を持ち、登録しました。登録料１千円で４週間（８月３０日〜９月２１日までの土日）情報を提供するというもので、土日とも的中すると後日情報料金５万円を支払というシステムでした。
そころが期待して情報を貰ったものの、４週間計８鞍はかすりもしない不的中でした。やはりこの程度のものでは当たる筈がないと思っていると、９月２０日、聞いた事もない「○○競馬情報詐欺連盟会
」なる所から「（株）○○競馬情報詐欺会社会員様への謝罪とご報告」という速達が届きました。読むと、（株）○○競馬情報詐欺会社の創業者の一人である悪岸悪六総帥は「○○競馬情報詐欺連盟会」の創業者の一人であるが、今回の（株）○○競馬情報詐欺会社の不的中は悪岸悪六総帥の信念である「お客様第一主義」に著しく反しているので、本来は一般への情報公開はしない情報を（株）○○競馬情報詐欺会社の会員６名に限り提供したいというような内容でした。またその情報を「連盟会列国伝」と呼び、Ａは権利者候補になったと通知がありましたが、その後６名の中に選ばれたという連絡がありました。
送られて来たパンフレットを見ると、悪岸悪六、悪井悪忠、悪橋悪三郎等の自信に満ちた写真や話、２日間で１６０万円あるいは１８０万円を最低でも獲得するという話、日本中央競馬会と○○競馬情報詐欺連盟会の長い歴史をまとめた年表などが載っていましたが、Ａ氏には突然の話でよく分かりませんでした。また、情報料金は１０日間１５鞍で２５万円からという話で、このような大金は無いので参加は無理だと思い、放置していました。
ところが９月２４日、○○競馬情報詐欺連盟会の一号詐欺師悪端から電話が来て、「受付最終期限は９月２６日１５時までですが、ご入金がないのはＡ様だけですよ。」と言われたので、「２５万もの大金はないので辞退します。」と言うと、「別紙の収支決算書を見て頂けましたか？１８００万円ですよ！」というので、「馬が走るのだから、そんなにうまく行く訳ないじゃないですか。この決算書というのは本当ですか？」と尋ねると「本当です。」との返事でした。これに対してＡが、「少しお小遣いになればと（株）○○競馬情報詐欺会社に申し込んだだけで、お金もないし無理です。」と答えると、一号詐欺師の悪端は、「１２０万円コースを申し込んだ方は、お金が足りずにキャッシングしたそうですよ。お金が借りられるカードはお持ちじゃないですか？」と言ってきました。「クレジットのキャッシングの枠は４０万円しかありません」と言うと、「急にお金を用意できない方もいらっしゃるだろうし、上の者から１０万円はこちらで持つと言われているのでぜひ参加して下さい！」と言われ、いつのまにか、５０万円コースに申し込む話にされていました。
そこでＡ氏が、「やるなら一番安い２５万円コースのつもりでいたし、それさえ今は無理な話なんですよ。キャッシングでお金を借りて当たらなかったら、返済できないじゃないですか。」と言うと、「それくらいのお金、１週で取り返せますよ。収支決算書を見て頂きましたよね？」と返されました。
この日は何とか断りましたが、翌日９月２５日午前中にまた一号詐欺師悪端から電話があり、「ぜひやってみましょうよ！今まで見た事のないお金を手にする事ができますよ。必ずや（株）○○競馬情報詐欺会社でご迷惑を掛けた分を責任持って回収させて頂きます。そうそう、馬券を購入される時は１人では行かないで下さいね。大金を換金されている所を見られたら危険です。」と言うので、「○○会員なので、いつもＰＣから買いますよ。」と答えると、「安心しました。それなら大丈夫ですね。」とまで言われました。こうして一号詐欺師悪端の熱心な話を聞くうちに、Ａ氏はこの話はもしかしたら本当かもしれないという気持ちがだんだん強まり、９月２５日、給料日というのもあり１週目に的中すればキャッシングしたお金はすぐ返せるし、そのうえ儲けられると思って、とうとう札幌に出かけ、○○競馬情報詐欺連盟会の口座に５０万円を振込んでしまいました。
そしてやっと踏ん切りが付いてホッとしていたところ、翌９月２６日にまた一号詐欺師悪端から電話があり、「せっかくの機会ですから、１０日間を２０日間にしましょうよ。」と言うので、「冗談じゃないです！もう引き出すお金もないし、５０万円だってもし当たらなかったらと、不安で仕方ないんですよ。もうこれで充分でしょう？」と言うと、「１０万円はこちらで持ちますよ。前にお約束したでしょう？２０万円ならいかがでしょう？」と、前にも増して熱心にかつ自信一杯に言われ、この時もつい信用する気持ちが出て、９月２６日、さらに２０万円を振込してしまいました。合計７０万円になります。
そしていよいよ９月２７日、１日３鞍、１レース１万購入の事と言われ、指示通り購入したところ初日は３鞍とも不的中。翌日も３鞍とも不的中でした。この時点で「まずい」と感じたＡ氏は、１週目で馬券代だけで６万円失ったので、２週目は１９５００円に減額するもまたまた不的中。早くも２週目で資金も底をついてきました。疑いを抱きながらＡ氏は送られてきた個人用の収支決算書に記録していきましたが、その後もほとんど不的中ばかりで、３５レース中なんと３３レースが不的中でした。的中は僅かに２レースで、関東で１０月１８日、１万円×８．３＝８３，０００円、関西で１１月２３日、３千円×２１．９＝６５，７００円の配当でした。
１ヶ月経過した１０月末日、一号詐欺師悪端に電話し「こんなに当たらないのはどういう事か？１０日間延長した情報料２０万円だけでも返して欲しい」と言うと、後日、「まだ１ヶ月ありますから、頑張りますよ。必ず取り返しますから」との答えが返ってきました。
結局利益が出るどころか情報料はもちろん馬券代すら回収できない結果に終わり、間違いないと言っていた的中実績とは正反対の結果に呆れてものも言えませんでした。
その後さらに、お詫びの手紙が来て、今度こそ確実に当てるという二号詐欺師悪津悪哉なる人物が登場し、Ａ氏以外の５人は参加して４７５万円の利益を得たという文書が届くに至り、またしても騙そうとするその姿勢を赦せないと思いました。 |
Ａ氏が見せられた７月から９月までの的中実績は、関東圏が３０レースで１８９０万円余の配当ですから１レース当たり６３万円（１点１万円）になり、関西圏は１８２０万円余の配当ですから１レース当たり６０万円になります。２レースに１レースは万馬券です。しかもどちらも不的中が１レースもありません。これは的中率１００％ということになりますが、１歩譲って９９％とすると不的中率は１％です。この確率で２レース連続不的中の確率は１万分の１、４レースなら１億分の１になります。ところがＡ氏が確認した全３５レースのうち３３レースは不的中でしたから、このようなことは、資料や一号詐欺師悪端が語ったことが本当ならあり得ないことであり、情報は全くでたらめなものであったことが分かります。
もともと的中率１００％などあり得ないことですが、手の込んだ資料と一号詐欺師悪端の巧みな話によって、Ａ氏はいつの間にか錯誤に陥り、信用してしまいました。
このように、何から何までが用意周到に準備して作られた架空の物語を、担当者のみならず会社を構成する複数の人間たちが互いに連携しあって、真実であるかのように言葉巧みに語り（パンフレット等も含む）、Ａ氏をして信じ込ませ、多額の金員を支払わせる行為は、まさに組織的な詐欺行為です。 |
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