| ●㈱○○詐欺情報社 ／ ●1番架空カリスマ情報社○○ ／ ●2番架空カリスマ情報社○○ |
| ここに詐取会社の名前を公表できないのは残念ですが、悪質かどうかの判断は名前ではなく、 競馬情報料が数万円なら詐欺の可能性大。何十万円、ましてや何百万円なら間違いなく詐欺、という風に判断して頂きたいと思います。 |
|
|
| 多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。 |
１、事案の概要 相談前
Ａ氏は平成○○年○月○○日付の道新スポーツで㈱○○詐欺情報社の広告を見て興味を持ち、７３５円を㈱○○詐欺情報社の口座に振込をして登録し、さっそく情報を貰いましたが全く的中しませんでした。
すると、㈱○○詐欺情報社から、全域大手情報会社の総合管理組織「1番架空カリスマ情報社○○」と提携し、1番架空カリスマ情報社○○からＡＡＡ認定のマネージャーが派遣されたと書かれたパンフレットが届き、２月７日には、1番架空カリスマ情報社○○から㈱○○詐欺情報社に派遣されたＡＡＡ認定のマネージャー1号詐欺師浅井からＡ氏の担当になったと連絡がありました。そして、「1番架空カリスマ情報社○○の中でも最上級情報である『最高位特○保○情報』を取得して頂くために、私がＡさんを推薦させていただきました」と突然の話があり、何のことかと思いましたが、聞けば、１２名の各マネージャーが「最高位特○保○情報」の取得候補者を推薦し、その中から３名のみが「最終認定会議」で取得者に決まるという話でした。その後、1号詐欺師浅井から、「３名の中にＡさんが選ばれ『最高位特○保○情報』を取得できることになりました。良かったです。取得できた事はとても素晴らしい事です」との知らせが入りました。それからは、毎日のように1号詐欺師浅井から電話があり、「私を信じて下さい。絶対儲けてもらいますから。」と熱心に誘われました。
最高位特○保○情報については、大変立派なパンフレットによると、「合計８レースにおいて８５７６倍（×馬券代）の配当」「情報的中率９６．８％」「特定顧客様のみに還元される情報」「次世代を担う実業家、馬主にまで繋がる過去最高の情報を今、貴方様におとどけします。」などと説明され、1番架空カリスマ情報社○○の幹部の自信に満ちた写真やコメントなどもあり、Ａ氏はその凄さに驚きました。
それに加え、1号詐欺師浅井から、「この『最高位特○保○情報』は８レースで８千倍になります。Ａさんも莫大なお金を得て下さい。将来、馬主になりますか？」「１６レース４２万円がお得です。もうこの機会は一生ありませんよ」と何度も聞かされ、Ａ氏は、パンレットの記載も1号詐欺師浅井の説明もすっかり信用しました。そして、とても高額だと思いましたが、２月１５日に情報料の４２万円を㈱○○詐欺情報社の口座に振込みました。
すると２月１５の夜、1番詐欺師浅井から、「２月１７日より、午前９時から午後１時までに電話を下さい。１点買い３連単でその時に情報をお伝えします。」と連絡が入りました。
さらに、２月１６日昼に1番架空カリスマ情報社○○の2号詐欺師千石から電話があり、「最高位特○保○情報」を取得した人の中から選ばれた人だけに、「内○規○情報」を提供するという話がありました。これは業界主幹部が唯一直接の主導により初めて施行される特殊情報であり、是非取得して欲しいと勧められました。「この情報を貰わないと、これからのあなたの人生を棒にふる事になりますよ。絶対後悔しますから。ここで勇気を出して下さい。３連単１点買いで７００～１０００倍（×馬券代）の回収が必ずできる最高の機密情報です。」と、何度も何度も熱心に勧められました。ただ、「２月１７日の２レース（３連単）で６０万円」と言われ、金額が高いのですぐ断りましたが、「２月１７日の２レースと、２月２４日の１レースの計３レースの情報を３３万９千円でどうでしょうか」と、レース数が増え、値段も大幅に安くなり、何度も熱心に勧められたため、「最高位特○保○情報」の話をすっかり信用していたＡ氏は、こちらの話も信用して、２月１６日、３３万９千円を㈱○○詐欺情報社の口座に振込みました。
さて大きな期待を抱いて始まったレースでしたが、２月１７日、「内○規○情報」の２レースも「最高位特○保○情報」も共に不的中でした。すると２月１８日、2号詐欺師千石から電話が入り、「すいません。次回は必ず的中するよう情報を検討していきますので。」と謝罪がありました。そこでまだ１レースあると期待したものの、翌週も両情報共全く的中しませんでした。「内○規○情報」はこれで終わり、「最高位特○保○情報」はその後も全て不的中でした。
すると、㈱○○詐欺情報社から陳謝の手紙が届き、「最高位特○保○情報」において、今回このような（不的中）結果が提供された事は想像の範疇を大きく越えており、未だかってない状況に大変困惑しています。大変申し訳ありません。」とありました。
さらに、２月２８日、1番架空カリスマ情報社○○の総指揮を務めている1号架空カリスマ詐欺師吉○より手紙が届き、「今回の不的中を踏まえ、今後国内で僅か７枠のみが所有できる特権階級者の為に存在する重要機密事項『2番架空カリスマ情報社○○』を譲渡します。『2番架空カリスマ情報社○○』の総責任者の2号架空カリスマ詐欺師川○国○に認定していただきました。利益供与という形で対応させていただきますので、参加のほど宜しくお願い致します。」「不的中の結果については、1番架空カリスマ情報社○○総合責任者、3号架空カリスマ詐欺師真○の不祥事は私1号架空カリスマ詐欺師吉○の不始末です」「私の側近である3号詐欺師宮下が対応します」等などとありました。3号架空カリスマ詐欺師真○が総合責任者と言われながら、1番架空カリスマ情報社○○の組織では下部幹部に当たること、最高責任者は1号架空カリスマ詐欺師吉○清○で、次の幹部が3号詐欺師宮下将人とその時知りました。その後、3号詐欺師宮下からも、「今までの金額以上の利益を取り戻しましょう。」と再三連絡が入りました。さらに写真が多く立派な資料には必ず１００%的中するかのような的中実績が書いてあり、それを信じる気持ちと、今までの情報料金を取り戻したい気持ちも手伝って、2番架空カリスマ情報社○○にかけてみることにし、３月７日、最初の提供日３月１０日から１６レース分の５０万円を2番架空カリスマ情報社○○の口座に振り込みました。
するとすぐに1号架空カリスマ詐欺師吉○より、「追加情報である2番架空カリスマ情報社○○特別指定情報の『鳳○』を提供します。鳳○は年間僅か数レースしか提供されず、大万馬券で彩られる常識では計りきれない情報です。２レース４０万円です。必ず取得して下さい。」と手紙が来て１０万馬券が当たり前のような資料が送られてきました。そこで1番架空カリスマ情報社○○に直接確認すると手紙と同様の説明があったので、これまでの話をすっかり信用していたＡ氏は、３月９日、さらに４０万円を2番架空カリスマ情報社の口座に振りこみました。
そしていよいよ３月１０・１１日と『2番架空カリスマ情報社○○』『鳳○』の２つで高額配当を期待しましたが、３連単ではなく、馬単にもかかわらず両情報とも全く的中しませんでした。するとその週にすぐ、1号架空カリスマ詐欺師吉○より『お詫びと今後の対応』が届き、「今回の結果は2番架空カリスマ情報社○○の権威を大きく損なうもので深くお詫び申しあげます。誠に申し訳ありません。対応としてＡ○Oという情報を準備中です」と言ってきました。
しかし、その後も2番架空カリスマ情報社○○には的中がなかったので、とうとう欺されたと確信したＡ氏は２週間後、1番架空カリスマ情報社○○に、「もう、情報はいらない。１６５万９千円返金するように。」と手紙で請求しました。しかし全く返事がないので連絡すると、「返金は無理です。今までの情報で１レース位は的中していますよ」等と、嘘を言いながら一向に受け付けてもらえませんでした。こうして埒があかないことが分かったＡ氏は本職に連絡を下さいました。 |
たとえば「情報的中率９６．８％」は不的中率３．２％ということですが、この確率で３レース連続不的中は３万分の１、６連続不的中は１０億分の１です。もし情報の的中率が話の通りであれば、これだけでもほとんどあり得ないことですが、Ａ氏は１６レース連続不的中を２度も経験しており、これをみても与えられた情報が何の根拠もないでたらめなものであることは明かです。
以上からもわかるよに、パンフレットに載っている人物は実在せず、そこに書かれたことは全て架空の話で、的中実績の数字は捏造、1号詐欺師浅井、2号詐欺師千石、3号詐欺師宮下等の話や手紙は全て用意周到に準備された作り話です。このように、複数の人間が互いに連携しあって、捏造した情報や作り話でＡ氏を信じ込ませ、多額の金員を支払わせる行為は、まさに組織的な詐欺行為（民法９６条、刑法２４６条等）であり、悪魔的行為と言えます。 |