| 競馬情報提供会社 ㈱○○詐欺情報社 ／ 1号架空カリスマ情報社 2号架空カリスマ情報社 |
| ここに詐取会社の名前を公表できないのは残念ですが、悪質かどうかの判断は名前ではなく、 競馬情報料が数万円なら詐欺の可能性大。何十万円、ましてや何百万円なら間違いなく詐欺、という風に判断して頂きたいと思います。 |
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| 多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。 |
１、事案の概要 相談前
Ａ氏は平成○○年○月○日（土）東京スポーツ夕刊紙上で、「万馬券１０本の的中を４週間で達成、登録料５２５円」との広告をみて、半信半疑ながら興味を持ち、５月８日頃に５２５円を㈱○○詐欺情報社の口座へ振り込み登録しました。しかししばらくは様子を見ようと、買い目を聞いてもメモをしておくだけで馬券は買いませんでした。
登録して２、３週間後、㈱○○詐欺情報社の社員（1号詐欺師イカムあるいは2号詐欺師キササ）から電話が入り、これまでに複勝で２回位あたりが出たと聞きました。また、「1番架空カリスマ情報社」の優待情報が聞けるという話がありました。「1番架空カリスマ情報社」というのは業界一の情報社で、この度、㈱○○詐欺情報社が人気情報社ベスト２０に入ったお祝いに、の会員にも「1番架空カリスマ情報社」の情報が提供されることになったので、是非参加して欲しいという内容でした。
そして、㈱○○詐欺情報社からの電話攻勢が激しくなり、１日に５、６回も執拗に電話が、携帯や家の固定電話に入るようになりました。しかし深入りしたくないという思いと、家の者に知られたくないという思いから、携帯の電源を切ったり家の電話機のコードを抜いたりして１０日間ほど連絡を絶ちました。
その間、何度か手紙が届き、その中にあった「1番架空カリスマ情報社」のパンフレットを見ると、１０期連続年間総合ランキング１位という偉業を達成中で、的中率は１００％近くで、配当が５千から６千倍になり、一財産の大金を取得することができるという凄い内容でした。
６月８日、㈱○○詐欺情報社から速達が届き、これだけ素晴らしい「1番架空カリスマ情報社」の情報を聞かないのはおかしいという内容で、更に６月９日には3号詐欺師エオオから約１時間電話で説得されました。
初めは懐疑的だったＡ氏は執拗な勧誘に少しずつ気持ちも変わり、当たるかもしれないという期待感をもち始め、ただ資金が少なかったので、最低の８鞍１２万円を購入することにし、６月１３日、㈱○○詐欺情報社の口座に振込ました。そして６月１４日からのレースに期待したものの、予定の８鞍に加え特別の２鞍の計１０鞍の情報はなんとすべて不的中でした。
すると㈱○○詐欺情報社より「1番架空カリスマ情報社」の不的中の詫びと、経過措置について、架空カリスマ詐欺師藤○源○の手紙が届き、「1番架空カリスマ情報社」の架空カリスマ詐欺師伊○吉○が命より大切にしていた３枠の権利を不的中のお詫びとしてＡ氏譲りたいとの強い申出がありました。又電話も４、５回あり説得されました。しかし、１０鞍連続不的中を経験したＡ氏は警戒心もあり、そんな大切なものならいりませんとはっきりと断ると、「自分の責任を果たしたいのでと。」とか、「あなたを大金持ちにしたい。」などと言われ、「１年で１億円以上も夢ではない」などと書いた文書も届き、架空カリスマ詐欺師伊○の熱心さに根負けして、わかりましたと返事をしてしまいました。すると2番架空カリスマ情報社の4号詐欺師津新を紹介され、電話をするように言われたのでしてみました。しかしそこでも断ると、「架空カリスマ詐欺師伊○が言っているのだから大丈夫です。受けて下さい。」と説得されました。そして６月２９日、速達で料金などが載った概要書等が2番架空カリスマ情報社より届きました。案内をみると毎日万馬券が当たるかのような話でした。
Ａ氏は情報料と馬券代を何とか取り返したいという思いもあり、そこへ熱心な勧めがあったので、今度こそ当たるかも知れないという期待感から、６月３０日に情報料金２５万円を2番架空カリスマ情報社の口座へ振り込みました。
すると７月１日、4号詐欺師津新から電話があり、「2番架空カリスマ情報社非公式特権」を提供したいと言ってきました。今、いくら位ならお金が用意できるかと聞かれたので、お金にゆとりがない、頑張っても１５万円位と答えると、架空カリスマ詐欺師伊○も知らないとっておきの良い情報があるので是非参加して下さいとの話を、つい信用してしまい、７月２日、非公式特別レース代（情報統制競走）１５万円を2番架空カリスマ情報社の口座に振込ました。しかし、７月３、４、１０、１１日と、計４レースとも不的中でした。
すると７月１３日（日）、長男の息子から、「不的中ばかりじゃないか。だまされているよ。いい加減にしたら。」と言われ、Ａ氏はようやく欺されていることに気が付きました。 |
「1番架空カリスマ情報社」も「2番架空カリスマ情報社」の情報もほぼ１００％の確率で万馬券が当たるという話ですが、仮に的中率を９５％とすると不的中率は５％です。この確率で５連続不的中は約３００万分の１ですが、Ａ氏は1番架空カリスマ情報社の情報で１０連続不的中を経験しています。また、2番架空カリスマ情報社の情報も２件合わせて６連続不的中です。このようなことは話が本当であればあり得ないことで、与えられた情報が全く根拠のないでたらめなものであることがわかります。
以上からも分かるように、1番架空カリスマ情報社の１０期連続年間総合ランキング１位に始まるあらゆる話は、パンフレットや手紙等を使った、実に手の込んだ作り話で、実績と称するものも全て捏造です。2番架空カリスマ情報社もまた同様です。このように、何から何まで用意周到に準備して作られた架空の物語を、3号詐欺師エオオ、4号詐欺師津新、その他の関係者が互いに連携しあって、真実であるかのように言葉巧みに語り（文書も含め）、Ａ氏をして信じ込ませ、多額の金員を支払わせる行為は、まさに組織的な詐欺行為です。 |