| 競馬情報詐欺会社 ㈱○○詐欺情報社 |
| ここに詐取会社の名前を公表できないのは残念ですが、悪質かどうかの判断は名前ではなく、 競馬情報料が数万円なら詐欺の可能性大。何十万円、ましてや何百万円なら間違いなく詐欺、という風に判断して頂きたいと思います。 |
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| 多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。 |
１、事案の概要 相談前
Ａ氏は平成○年○月○日頃の中日スポーツ新聞紙上で、６３０円の登録料で１ヶ月間無料で情報を聞くことができるとあるのを見て興味を持ち、８月２１日に㈱○○詐欺情報社の口座に６３０円を振り込み登録しました。そしてさっそく情報を得て馬券を購入したものの全て不的中で期待はずれでしたが、６３０円で夢を見たと思いあきらめていました。
すると、９月上旬に突然㈱○○詐欺情報社から郵便物が届き、前回の不的中の詫びと共に、㈱○○詐欺情報社が「1番架空カリスマ情報社○○」というよく当たる情報社と提携したことが書かれていました。そして、「1番架空カリスマ情報社○○」の９月から開催される情報に参加が決定していたＶＩＰ客６名の中の1名が急遽、香港へ長期出張することになり、１つ空席ができたので、その１名の代わりに㈱○○詐欺情報社から数名を推薦したところ、Ａ氏が当選したという内容でした。
届いた1番架空カリスマ情報社○○の「○Ⅰ○還○指定情報」のパンフレットを見ると、「平均配当５万円を越える利益性の永続的確保」、「８鞍で４千万円を越える利益性」「史上最大規模の情報後援体制が完成」などと書かれ、８鞍全てで万馬券が出たという的中実績や統括者の架空カリスマ詐欺師○宮○敏の自信に溢れた様子の写真などが載っていて、一目見て凄い情報らしいと思いました。
また、「1番架空カリスマ情報社○○」の情報は一般の人は取得できず、登録したＶＩＰの中からさらに半年ごと６名ずつ選んで権利が与えられる情報とのことで、担当の1号詐欺師コンドウからは、車のベンツを買うのも夢ではないような配当が得られるという話などを聞き、すっかり信用したＡ氏は、これは凄い情報だと思い参加を決意しました。そして９月１０日、㈱○○詐欺情報社の口座に６０万円を振り込みました。
ところが９月の１３日から始まったレースは９月中は１回も当たりませんでした。
１０月に入ると、㈱○○詐欺情報社の2号詐欺師キムラから、当らなくて申し訳ない旨の連絡と共に、今度は、数々の情報社を束ねている「2番架空カリスマ情報社○○」という会社に頼み込んで、Ａ氏の対応を頼んだという知らせがありました。2号詐欺師キムラの説明では、「2番架空カリスマ情報社○○は単なる情報社ではなく、情報社を束ねる組織で、数ある情報社の内、上位３社にしか協力しない会社です。１２位の1番架空カリスマ情報社○○には通常協力をしないが、架空カリスマ詐欺師○宮がＡ氏の為に頭を下げて頼み込んだ結果、情報を貰えるようになりました。」ということでした。届いた的中実績表やその他の書類も丹念に読み込み、2号詐欺師キムラにいろいろ質問して確認した結果、この話を信用したＡ氏は、１０月３日に９５万円を2番架空カリスマ情報社○○の口座に振り込みました。
しかし、いざ蓋を開けてみると、毎週土日、各１～２レースの情報は不的中が続きました。
１０月２０日頃、2番架空カリスマ情報社○○より連絡があり、Ａ氏への情報が不適中の為、2番架空カリスマ情報社○○の3号詐欺師フジタという情報責任者が責任を取り退任し、代わりに4号詐欺師ホンダが就任したとのことでした。新情報責任者には「○任○与情報」という、就任祝いのような堅い情報を競馬関係者から与えられるので、「是非それを取得してください。」と4号詐欺師ホンダが勧めてきました。これはとにかくよく当たる情報で、3号詐欺師フジタが情報責任者になったときにも当たり続けたとのことで、今回は、このよく当たる「○任○与情報」を得るためにわざわざ3号詐欺師フジタが退任して4号詐欺師ホンダに交代したもので、だから当たる、という話を聞き、それを信用したＡ氏は、１０月２４日に2番架空カリスマ情報社○○の口座に４０万円を振り込みました。
ところが、情報を取得すると、依然として不的中が続きました。
すると、１１月中旬に2番架空カリスマ情報社○○の4号詐欺師ホンダから連絡があり、今度は一年に一度、日本の選りすぐられた１６の情報社が日本一を決める「○ー○レス・○ブ○ー○ュ‘０８」という大会があり、そのいわば決勝戦（最終情報選定）の情報取得権利を、一般の人は購入できないが、これまで迷惑をかけ続けたＡ氏に特別に提供するため、購入権利を2番架空カリスマ情報社○○の4号詐欺師ホンダが3番架空カリスマ情報社○○から取得したと言ってきました。
これは１６社で行われた１次、２次、３次選定を勝ち抜いた２社のみの最終選定の情報で、外れることは考えられないほどの情報であり、本来なら限られた数社にしか与えられない情報であるところ、Ａ氏が負け続けていることを特別に考慮して、その負債を取り戻すために、権利を持っている3番架空カリスマ情報社○○から手に入れたもので、一般の人であれば数百万円を出しても欲しがる情報という説明でした。そこで、送られてきた立派なチラシを丹念に確認し、4号詐欺師ホンダにも詳しくその話を聞いた上で信用したＡ氏は、１１月２１日、3番架空カリスマ情報社○○に３２万円を振り込みました。
ところが１次、２次、３次選定では万馬券が続出していたにもかかわらず、何故か決勝戦の情報はオッズが十倍程度しかなく、仮に的中しても大した金額にならないことがわかりました。そこで、4号詐欺師ホンダに苦情を言うと、「それは3番架空カリスマ情報社○○が決めることだから自分には何ともしようがない。」と言われて埒があかず、Ａ氏は期待感も失せて、１００円程度の馬券を買うことで済ませてしまいました。結果はほとんどが不的中に終わり、的中は僅か１点、しかも１００円×約１０倍＝約１千円だけでした。
このように１１月一杯までの数々のレースは悉く不的中で、的中は上記の１レースと合わせて僅かに２レースのみした。もう一つの的中は、1番架空カリスマ情報社○○の「○Ⅰ○還○指定情報」の１つで、１１月２２日か２３日のレースですが、配当は１００円×約７００倍＝約７万円でした。この時、担当の高島に「１００円しか買わなかった。」と話をすると、「どうしてそんなに少なかったのか。」といわれましたが、最初のころは１万円ずつ購入していた馬券もなかなか当たらず、資金は減り、当たる気もしなくなったので、１００円しか買わなかったと説明しました。
このように、毎レース万馬券が当たるかのような話とはほど遠い結果に、欺されたと確信したＡ氏は情報を聞くことを止め、１２月上旬、本職に連絡を下さいました。 |
1番架空カリスマ情報社○○の「○Ⅰ○還○指定情報」もその後の情報もパンフレット、チラシ等に記載された的中実績が事実であるとすれば、毎レース万馬券以上の的中があってもおかしくありませんから、的中率１００％というべきでしょうが、１歩譲って９９％としても、不的中率は１％です。この確率で４鞍連続不的中は１億分の１、８鞍連続なら１京分の１の確率です。しかし、このような現実には起こりえないようなことをＡ氏は短期間に何度も経験したことになりますから、取得した情報が根拠のないでたらめなものであることは明かです。
以上からも分かるように、1番架空カリスマ情報社○○に始まるあらゆる話は作り話で、架空カリスマ詐欺師○宮○敏などという人物は存在せず、実績と称するものは全て捏造です。また、「○任○与情報」も「○ー○レス・○ブ○ー○ュ‘０８」も作り話にすぎません。
このように、何から何までが用意周到に準備して作られた荒唐無稽な物語を、1号詐欺師コンドウ、2号詐欺師キムラ、4号詐欺師ホンダら複数の人間たちが互いに連携しあって、真実であるかのように言葉巧みに語り（文書も含め）、Ａ氏をして信じ込ませ、多額の金員を支払わせる行為は、まさに組織的な詐欺行為（民法９６条、刑法２４６条）です。 |