悪質商法の事例 　　　　　　　　　作成日　09/1/22　更新日　
悪質競馬情報の事例 １１２

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悪質業者に欺されて、困ったと思ったら、とにかく誰かに　相　談　しましょう。
〜悪いのは欺した人間です。あなたは悪くありません〜　　　　安心し、冷静になれ、勇気が出ます。
名前が検索できない会社であっても、競馬情報料が数万円でも詐欺の可能性大。何十万円、ましてや
何百万円なら間違いなく詐欺です。　　　気になる探偵社・非営利団体　　２次被害
　競馬情報詐欺会社（株）ドラゴン競馬
　　　　　　　　東栄立駿会
　　ウィル・ビジョン・コーポレーション
　　　　　　　　西岡利明　
　当ホームページの記事をみて、騙されたことに気が付いたというご連絡を時々頂きます。事前に見ていたら騙されなかったのにと残念がる方もいます。振り込め詐欺が絶えないように、故意に人を騙す行為を常習として行っている者たちがいます。そういう実態の一部を知る者の一人として、ささやかながら、注意喚起の為、当該ページを作成しています。
請　求　中
多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。
１、事案の概要

　Ａ氏は２０年３月９日の日刊スポーツ紙上で、（株）ドラゴン競馬が全面広告を使って新規会員の募集をしているのを見つけました。広告には、会社の看板を背負う重要人物の和田博が「２日間（土・日）で６０万円獲得の情報有り。目標達成迄情報公開する」と記載され、和田の写真とプロフィール、十万馬券の写真などが載っていて、いかにも本物らしく見えました。そこで興味を抱き、１５００円を（株）ドラゴン競馬の口座に振りみ、登録しました。そしてさっそく、３月１５日・１６日、３月２２日・２３日に各２鞍２万円ずつの投資をしたものの、悉く不的中で、結果は８レース連続不的中、馬券代８万円の損失を出し、不信感から情報提供を受けることはやめました。
　一方、３月１８日、営業部の坂田から電話が来て、不的中の結果には一切触れず、提携している東栄立駿会（東京・千代田区）の素晴らしさを宣伝し始めました。「この東栄立駿会の千田忠志とは約２０年位前からの古いつきあいで、会社設立時から資金援助も受け、相談等あらゆる支援を受けており、信頼のある会社です。その千田忠志氏は政界にも交流があり、特に民主党の○○氏が民主党を立ち上げた際に資金提供をしており、そのような重鎮がいる会社です。」という説明でした。さらに、その千田氏が（株）ドラゴン競馬に年に１回、的中確定版の無料情報を提供するという話があり、３月２３日に電話をすると先着３０名に提供するということでした。しかし、Ａ氏はその時は参加できませんでした。さらに後日、異例の２回目の提供が抽選で４０名にありましたが、Ａ氏はこれにも参加できませんでした。
　すると３月２８日、今度は突然千田から（株）ドラゴン競馬に対して、会員の中から緊急に５名を選出して欲しいとの要請があったのを受けて、（株）ドラゴン競馬からＡ氏を含む５名を選出して東栄立駿会に報告したとの連絡がありました。
　そして３月２９日、Ａ氏の元に東栄立駿会から、「彼方が貴重な５名に当選しました。この機会はまたと得られない非常に幸運なものです。」との速達と案内冊子が届きました。冊子を見ると、東栄立駿会は横溝玄一会長が２２年前に結成したこと、今では馬券ビジネスを牛耳るというメンバーたち、即ち、横溝玄一会長、堀政夫氏（日高馬雄堂と契約）、千田忠志氏（（株）ドラゴン競馬と提携）、長尾善明氏（水面下の経済活動）の４人が写真入りで紹介されていて、裏社会の黒幕（影の権力者）として不動の地位を築いていること、これで競馬情報は万全であること、今回民間人の会員を緊急に募集した会長の目的などが書かれていました。Ａ氏はそれらの記事を丹念に読み、その凄さに引き込まれるような思いでした。
　さらに、送られてきた東栄立駿会の過去８週間の的中率結果実績表には、当該会社の生命線である東亜三栄単は１００％的中、通常提供は９０％的中となっていて、これにも驚きました。情報提供には６つのランク別コースがあり、金額が書かれていました。するとその日から営業の矢口氏から連日、電話や手紙が来て、冊子やチラシの記述がその通りであることや、東亜三栄単の凄さをくり返し説明されました。そして、情報料が高額な為、決心しかねているＡ氏に対して、「早く決断して下さい。」「高額なランクを申し込んで下さい。」「当社は今迄民間の一般会員は一切募集していません。民間人の会員が参加できるのは最初で最後です。今後再募集も延長も高ランクへの変更届もしません。早く高額のランクを申し込んで下さい。」「最高ランクはすでに３人確定しました。未だに迷っているのはＡさんを含め残りの３人だけです。早く決断して下さい。」等と、矢の催促をしてきました。
　その後、会長が民間会員１０人の内、１人でも参加しないなら、三栄単の復活は取り止めると通知してきました。それまで慎重に検討してきたＡ氏は、「当社の会員は政界人が中心で、財界・医者等の人達ばかりである。」「鳩山さんの民主党設立時に資金援助をした。」などの坂田氏や矢口氏の話や、４人の黒幕の裏情報や送ってきた過去の的中実績の凄さなを信用して、これなら弱い立場の民間会員を騙す事は無いだろうと判断し、４月３日東栄立駿会の口座に９０万円を振り込みました。ところが矢口氏が肝心な会員番号をくれなかったので、なぜくれないかと聞くと、「あと１０万円追加すれば上のランクが得られます。その時会員番号を教えます。」と言われ、仕方なく４月４日、追加の１０万円を振り込み、やっと矢口氏が会員番号（衆議２番）を教えて貰いました。
　ところが、いよいよ４月５日からスタートした東栄立駿会の提供する競馬情報で馬券を買うと、４月５日（土）から４月２８日（日）迄の１ヶ月間（土・日の８日間）の結果は信じがたいことに、的中無しの２０連敗でした。総投資額は短期間で２４万円と膨らみ、毎週毎週の失望から、これ以上東栄立駿会の根拠の無い情報で馬券投資しても先の見込みは無く絶望的であると判断し、その後は見送ることにしました。また、東栄立駿会の過去８週間の的中実績は通常提供が的中率９０％、三栄単（３連単）は的中率１００％ということでしたが、全く逆の結果を見て、欺されたと思いました。その頃から担当の矢口氏も電話には一切出なくなりました。
　その後、横溝会長は５月末日で辞任（実際は降格して社内に残ると聞いた）すると手紙が届き、さらに当社には別コースは一切無いと断言していながら「別コース」を買うようにと執拗に言って来ました。しかし、不信感から断りました。
　６月４日、突然封書が送られて来て、「『東栄立駿会』は６月９日付けで全営利活動を停止し、以後の業務はウィル・ビジョン・コーポレーションに全権を委ねる。会員も当該社に移行する事になった。吸収合併し商号登録も抹消され、電話回線も閉鎖することになった。」との通知でした。
　この通知を見て、東栄立駿会は弱い立場の民間会員から多額の情報料を搾取し多額の負債を負わせ、何の結果も出さず、しかも情報提供期間を５ヶ月間も残したまま会員には何の事前説明もせず、了解も得ないまま一方的に他社に売りとばす残酷な詐欺会社であったと確信しました。
　尚、１２月５日現在、まだ東栄立駿会は営業活動をしており、また１２月６日の時点で「東栄立駿会です。会員番号は何番ですか。」と通常通り情報伝達をしており、閉鎖したと通知された電話回線も電話番号も当時と全く同じもので営業が行われていたので、実際に会員を他社に移行したのは民間会員の１０名だけだとＡ氏は善意に解釈しました。
　一方、売られ、移行された会員に対し、６月４日文書でウィル・ビジョン・コーポレーションの鍵山耕一代表から文書が届き、「東栄立駿会で散々な目に遭って来た方々に当社が特別な対応をします。これまで負わされた損害を先ず当社の情報で取って帳消しにして下さい。」というようなことが書かれていました。そして、ウィル・ビジョンの敏腕エージェントの津田健作氏が取ってきたカリスマ予想師の香田氏の情報である、「万馬券多発現象コース」の情報を特別に１２万円で提供するという話がありました。そこで話の中身を確かめようと、Ａ氏がウィル・ビジョンに電話をすると営業の竹下氏が出て、過去の実績などを熱心に説明してくれました。そして、「６日間で１３００万円を目標にしている。」とか、「ウィル・ビジョンには１万人の会員がいて、払戻窓口の人たちの何割かはウィル・ビジョンの会員です。」等の話を聞き、Ａ氏は、被害を受けた自分を本当に救済してくれるのだと信じて、ウィル・ビジョンの口座に１２万円を振りこみました。
　しかし、結果は鍵山代表が言う救済とは全く逆で６月１４日から７月６日迄、１日２鞍、８日間馬券を買ったものの、１６連敗に終わりました。投資金１６万円を合わせると２８万円の損失でした。
　この結果を見てＡさんはウィル・ビジョンにも欺されたと悟りました。
　１００万円の情報は的中率１００％乃至９０％というものですが、この確率が本当であれば、２０レース連続不的中は計算上あり得ないことです。すなわち的中率が１００％であれば、不的中率は０％ですから、１回として外れるはずはありません。また、的中率が９０％なら不的中率は１０％ですから、１０回連続不的中になる可能性は１００億分の１です。Ａ氏は東栄立駿会の２０回連続不的中とウィル・ビジョンの１６連続不的中を経験しましたから、１００億分の１しか起こりえないことを３度も経験したことになります。これを見ても、Ａ氏が購入した情報は特別な情報ではないどころか、何の根拠もないでたらめな情報であることが分かります。
　以上からもわかるように、東栄立駿会の冊子やチラシ等に書いてあることは全て捏造であり、４人の黒幕など存在しません。そして、それらから始まるあらゆる話は作り話です。
　このように、何から何までが用意周到に準備して作られた架空の物語を、坂田、矢口、竹下氏等担当者のみならず会社を構成する多数の人間たちが互いに連携しあって、真実であるかのように言葉巧みに語り（文書を含む）Ａ氏をして信じ込ませ、多額の金員を支払わせる行為は、まさに組織的な詐欺行為です。

ドラゴン競馬　その他の被害相談

・２００９．　１．２９　　　１００万円詐取　　Ｔ．Ｊ．氏
団体名
 （株）ドラゴン競馬
所在地 東京都渋谷区渋谷二丁目１９番２０号
大阪市中央区瓦町三丁目４番１０号　
電話番号 ０６−６３６３−０２８８　　　09/5/12現在使われていない。
代表者 代表取締役　西岡利明　
東京都府中市清水が丘三丁目４５番地の３
東京都豊島区北大塚一丁目２６番１５号
東京都上池袋一丁目３７番２２号　ドレシアタワー３１６号（情報提供）
ホームページ 　
その他 　
銀行口座 三井住友銀行　備後町支店　普通口座　１７３０９１３　（株）ドラゴン競馬
　　
　提携先　 東栄立駿会
所在地 〒１０２−００８３　千代田区麹町３−２−２
電話番号 ０３−３４８６−２７６１　
銀行口座 三井住友銀行　麹町支店　８８６４８８０
東栄立駿会　会計　ヤマグチトモアキ
　　
　提携先　 ウィル・ビジョン・コーポレーション
所在地 文京区本郷３−２６−１　
電話番号 ０３−５４６８−５８４５
銀行口座 りそな銀行　本郷支店　普通口座　１７５１８４０
ウィル・ビジョン・コーポレーション　会計　マツダ
　　
代表取締役　西岡利明　　東京都豊島区北大塚一丁目２６番１５号
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京都上池袋一丁目３７番２２号　ドレシアタワー３１６号（情報提供）
西岡利明　関連　（株）栗東２４時の商号と本店の変遷
（有）日本競馬ジャーナル　 　　 東京都品川区豊町二丁目１７番１２号
東京都渋谷区神宮前五丁目２２番２号
（有）プライオリティー 平成１６年６月１７日変更 東京都渋谷区神宮前五丁目２２番２号
（株）栗東２４時 平成２０年１０月３０日変更 東京都渋谷区神宮前五丁目２２番２号
大阪市中央区南船場四丁目４番１７号
（株）Ｐｒｉｏｒｉｔｙ 平成２１年６月１１日変更 東京都渋谷区東一丁目２番２号
　　
　　

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