| （株）バロン 濱田陽介 |
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| 多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。 |
相談前
Ａ氏は２００９年５月初旬に携帯サイトで広告を閲覧し、（株）バロンを知りました。無料情報会員募集とあったので、電話をしてみると、その際に応対した赤城がＡ氏の担当だと言われ、情報提供システムの概要説明がありました。
そして、５月１１日に登録費用２千円を（株）バロンの口座（三菱東京ＵＦＪ銀行 六本木支店 普通 ００３９６７９ （株）バロン）に振り込み、担当の赤城に電話をすると、「あなたは本気でお金を増やしたいと思います？」、「有料会員に登録すれば確実に稼げる情報を提供します。」、「競馬には出来レースがあり、我が社は信頼できる情報元とコンタクトがあり絶対に損はさせません。」、「情報元にＪＫネットという組織があり確実な情報を得ています。」、「我が社は９９％の情報でも買わない、１２０％以上の確実な情報しか扱いません。」、「確実な副収入になるので、あなたの希望を叶えることができます。」などと、無料情報すら提供されていないのに、いきなり有料情報会員になるよう勧められました。そこで、不信感が生まれ、まずは無料情報で何度かやってみたいと伝えました。
赤城には毎日電話をするように言われ、本気でお金を稼ぎたければ有料情報会員になるよう繰り返し勧誘されましたが、高額な情報料など払えない言うと、お金は用意する方法があるので心配しなくても良いと言われました。
そして５月１７日、初めて無料情報をもらい、馬単５点を各１千円ずつ買うも、不的中でした。
翌月曜日に電話をすると、赤城から、「無料情報は当たる確率が少ない。確実に稼ぐならやはり有料情報会員にならないとだめ。」と改めて勧められたので、その日から高額な情報料を用意するどうしたらいいかの話になりました。また、赤木から、有料情報会員に登録するには、お互いの信用が大事で、①（株）バロンとの関係を絶対に他言しない。②情報料の為に借入れたお金は、回収金で必ず全額返済しなければいけない。③情報提供時に指定された投資額は守る。④虚偽の申告はしないという、“４つの約束”を確実に守れないといけないと言われました。こうして、赤城の、「１２０％以上の確実な情報しか扱わない」等の言葉を信用したＡ氏はこれに同意し、有料情報会員になることにし、手持ち資金が無かったため、残るは情報料金をどう工面するかの話となりました。
赤城は、「今回の情報料は３００万円するが、日曜日のレースで回収し、月曜日には確実に全額返済できるので絶対大丈夫。」「また、自分のところには専属のファイナンシャルプランナーがいて会員の経済状況を管理しているので絶対に損はさせない。」と断言して消費者金融を勧めてきました。Ａ氏ははじめは躊躇しましたが、ここで情報料を支払わないと次のレースはいつになるかわからないと言われ、全てを信用したＡ氏はチャンスを逃したくないと思い、結局借り入れることにしました。３００万円は１社では借りられないので、赤木の指示は、１社目で冠婚葬祭の名目で１００万円の借り入れを申し込み、借りられるだけ借りたら、２社目以降についても同じ手順で、とにかく借りられるだけ借りるというやり方でした。更にクレジットカードのショッピング枠を現金化することも利用しました。その結果、５月１８日に５０万円、２０万円、２０万円の計９０万円を、５月１９日に５０万円を、５月２０日に２０万円、２２万円の計４２万円を、５月２１日に４９万円を、５月２５日に２４万円をという具合に、５月２５日までに合計２５５万円を（株）バロンの口座に振り込みました。借り入れ審査が厳しく３００万円に足りませんでしたが、赤城から、足りない４５万円は何とか自分が会社を説得するので今回は２５５万円で良いと言われ、５月２４日のレースを迎えました。
ところが、当日（株）バロンに電話をすると、「本日はレースに不安要素が発生したので今週は見送ることにしました。」と言われ、結局情報の提供はありませんでした。
翌月曜日に（株）バロンに電話すると、赤城は昨日のレースの件で外出していて連絡がとれず、代わりにファイナンシャルプランナーの清原が出て、「今回は不確定要素があり見送りとなりました。しかし、翌週にもっと大きな回収の情報があります。」と言われました。翌５月２６日には赤木から連絡があり、「今回は見送りとなったが、今週末にもっと大きな回収ができる情報で取り返します。」と、清原と同様の話がありました。ただ、「回収率が上がるので、情報料が３５０万円に増えます。」と言われたので、そんな金は用意できないと言うと、「何とかして用意して下さい。必ず回収しますから。」と言われました。そして最後に、「担当が佐々木に変わるので、今後は佐々木から連絡をします。」とと言われました。
その後、佐々木から連絡があり、赤木から聞いていますとのことで、残りの情報料を工面するため、佐々木の指示でプロミス、武富士と借り入れの申し込みをしてみましたが、結局借り入れが出来ず、これ以上は用意できないと伝えました。すると佐々木から、「今のままでは情報提供が出来ません。ここで諦めては回収することが出来なくなります。」と言われ、それでは困ると追いつめられたＡ氏は、実家から４５万円を借りて５月２９日に振り込み、友人から２５万円を借りて、６月４日に２０万円を、６月５日には５万円を振り込み、ここまでで合計３２５万円を（株）バロンに送金しました。そしてようやく佐々木から、「ここまで準備できれば何とかします。情報を提供できます。」と言われました。
そして、いよいよ６月７日、ようやく情報提供を受けましたが３連単を１点１万円購入するも、なんと不的中でした（１レース目）。
そこで６月８日に佐々木に電話すると、情報元へ行っているとのことで連絡がつかず、火曜日に再度電話すると、「今、情報元に抗議している。情報元のＪＫネットから直接電話がいきます。」と言われました。すると折り返しＪＫネットの担当者から電話があり、今回は外したが来週は必ず回収するので、佐々木を信じて待っていてほしいと言われました。その後、再び佐々木から電話があり、今週末の情報を何とか貰いますとの話があったので、Ａ氏はもうこれ以上の情報料は支払えないと念を押し、週末を待ちました。
そして６月１４日、情報を貰い、３連単１点を１万円買うも、矢張り不的中でした（２レース目）。
翌月曜日に（株）バロンに電話をすると、いつものように、佐々木は情報元へ行っているとのことで、火曜日に話をしました。すると、「情報元に抗議している。翌週にも情報を貰う。」と言われ、待つことになりました。
この頃になると、消費者金融の返済日（月末）が迫っているので、回収できないと困ると話をしましたが、「次回は必ず当てるので大丈夫です。気を落とさずにいきましょう。」などと言われ日曜日を迎えることになりました。
ところが６月２１日（日）、３連単１点、１万円買うも、これも不的中（３レース目）でした。
６月２３日に連絡をとり、「もう翌週は返済日なので何とかしてもらいたい。大きい回収はいらないので最低限支払いに必要な１００万円が欲しい。」と伝えました。また、「当初の約束は、一回で回収し全ての借金は一括返済するという話だったが、いまだ１度も的中していない。必要な分だけでも返金して貰えないか。」と返金を求めましたが、「一度払った情報料は返金することは出来ない。次回のレースで回収するしかない。」「次は回収金額を下げるので確実に的中する。」と言われ、どうすることもできませんでした。
その後、６月２７日（土）は不安要素が発生し見送りになり、結局６月の返済が出来ない状況に陥りました。６月３０日に佐々木と連絡がつき、支払いも出来ないので困っていると話し、親、友人から借りた分だけでも返金して貰えないかと頼みましたが、「返金は出来ないのでレースで回収するしかない。情報元も変えるので次は必ず取れる。８０～１００万円なら確立が高いので、必ず当たるので大丈夫。」との回答しかありません。
７月５日（日）、情報を貰い、馬単１点を５千円買うも、またまた不的中（４レース目）。
７月１２日（日）、馬単１点を１万円買うも、これまた不的中でした（５レース目）。
結局、７週間を通して（２回は意図的な見送り）的中は一度も無く、当初の話の有料情報会員になれば、１２０％以上の確率の情報により高額な回収があり、消費者金融等の借金は全て一括返済し、残りは安定した副収入が確保できるという話とは全く逆の結果になりました。
その後、Ａ氏はインターネットで調べたところ、ほとんど類似した事例を見つけ騙されたことを確信しました。 |
Ａ氏は（株）バロンの赤城の、「確実に稼げる情報を提供する」、「競馬には出来レースがあり絶対に損はさせない」、「我が社は９９％の情報でも買わない、１２０％以上の確実な情報しか扱わない」、「今回の情報料は３００万円するが、日曜日のレースで回収し、月曜日には確実に全額返済できるので絶対大丈夫。」などの言葉を信用して５月２５日までに合計２５５万円を支払いました。しかし、競馬に八百長や必ず的中が分かっているレースなどあるはずが無く、そのようなあり得ないことをあると断言し、まことしやかに話をしたこと自体、Ａ氏を欺く行為に他なりません。そして、本来はあり得ないことでも、人を欺すことに慣れた（株）バロンの社員が言葉巧みに、熱心に、くり返し語ることで、「もしかしたらあるのかもしれない」、そして、「きっとあるのだろう」と信じこまされてしまうのは、少なからず、人間にありがちな共通の心理ですから、欺く行為と、信じたという結果には相当因果関係がみられます。
また、情報を取得した５レースは全て不的中でしたが、それを見ても（株）バロンの提供した情報が何ら根拠のないでたらめなものであることがわかります。
さらに、２５５万円を払った後、さらに情報料を要求し、情報を払わなければ、「情報提供が出来ません。ここで諦めては回収することが出来なくなります。」と言って、払わざるを得ない状況に追い込むのはこの種の詐欺事案によく見られる常套手段です。
このように、何から何まで用意周到に準備して作られた、必ず利益がでる、必ず当たるという荒唐無稽な作り話を、赤城、佐々木のみならず（株）バロンを構成する多数の人間が互いに連携しあって、真実であるかのように言葉巧みに語り、Ａ氏をして信じ込ませ、あるいは払わざるを得ない状況に追い込んで多額の金員を支払わせた行為は、まさに組織的な詐欺行為、強迫行為です。 |
○住所 「〒１０６－００３２ 東京都港区六本木三丁目１番２７号梅原ビル」に事務所はない。同じ住所を使っている競馬情報詐欺会社に、（株）プラチナライン（ウィルセンス）、（株）ネクスト、（株）クリエイティブジャパン＝勝利競馬がある。この住所はバーチャルオフィスだという話があったが、私書箱ならその事務所があるはずだがそれもない。そもそもバーチャルオフィスの意味がわからない。このビルの１階にはクロネコヤマトの配送センターがある。
○三菱東京ＵＦＪ銀行 六本木支店 普通 ００３９６７９ （株）バロンの口座は警視庁の生活安全相談センター（０３－３５８１－４３２１）が動いて凍結されたと聞いている。その後で、イーバンク銀行マーチ支店 普通７０３３８５９ （株）バロンを使うようになった。
○代表取締役の濵田陽介が住む「〒１０３－００１２ 東京都中央区日本橋堀留町２丁目５番１０－９０２号」のマンションには、濵田陽介を知る人物が住んでいる。その人物は、「ここは会社の寮で、濵田陽介は会社を辞めたので出て行った」と説明したが、もちろん本当かどうかは分からない。濵田陽介宛にだした特定記録郵便は届いたので、郵便局はここに濵田陽介が住んでいると考えている模様である。 |
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バロン その他の被害相談
・２００９．１０． ９ ２５万円詐取 Ｍ．氏
・２００９．１０．２９ ６８万円詐取 Ｕ．Ｙ．氏
・２００９．１１．１３ ５５０万円詐取 Ｔ．Ｋ．氏
・２００９．１２． ３ ５０万円詐取 Ｓ．Ｙ．氏
・２０１０． ２．２６ １２０万円詐取 Ｈ．氏
・２０１０． ３． １ ２１３万円詐取 Ｉ．Ｓ．氏
・２０１０． ３．１８ ４１３万円詐取 Ｈ．Ｍ．氏
・２０１０． ６．３０ ３０万円詐取 Ｋ．氏
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団体名
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（株）バロン |
| 電話番号 |
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所在地
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〒１０６－００３２
東京都港区六本木三丁目１番２７号梅原ビル |
| 代表者 |
代表取締役 濵田陽介
〒１０３－００１２ 東京都中央区日本橋堀留町２丁目５番１０－９０２号 |
| ホームページ |
h.p. |
| その他 |
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| 銀行口座 |
三菱東京ＵＦＪ銀行 六本木支店 普通 ００３９６７９ （株）バロン
上記口座は警察の指示により「口座凍結」された模様です。 09/10/9現在
新しい口座
イーバンク銀行マーチ支店 普通７０３３８５９ （株）バロン
さらに新しい口座
ゆうちょ銀行 018 支店 普通口座 8428596 株式会社 バロン
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| 支払代行 |
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| 提携先 |
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| 所在地 |
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| 電話番号 |
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| 銀行口座 |
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| 社台物語グループ |
| 大まかな共通点 |
１ 社台物語が出てくる。（全てに共通ではありません）
２ 徹底している
①郵便物がほとんど届かない（全てに共通ではありません）
ほとんどの競馬情報詐欺会社は公表した所在地（多くは登記された所在地と同じ）には事務所はありません。しかし、郵便は届く（受け取る）仕組みができています。しかし、社台物語グループの場合は、そのほとんどが「宛先不明」で戻ってきてしまいます。
②ウェブサイトには代表取締役、社員、顧客の声や写真が載り、代表取締役の生年月日まで載っているものもある。相当手が込んでいる。代表取締役に手紙を出してもほとんど返事がないことから、組織に加担している者ということができるかもしれない。
③良くも悪くも組織的に徹底したところがあり、背後に大きな組織の存在が感じられる。
３ １７社を設立順に並べてみるとよくわかるが、新しい会社を次々に作り、古い会社は短期間で活動を止めている。被害は多いが、まともに返金に応じているという話はほとんど聞かない。
競馬情報詐欺会社の多くは、返金請求をすれば応じてくる。しかし、この社台物語グループは、「振り込め詐欺」同様、ひたすら逃げることだけを考えているようである。
自分は名前を利用されているだけという方はご連絡下さい。
なお、通知のあった方は今のところお一人だけです。 2011年2月14日 |
| 競馬情報詐欺会社 |
設立年月日 |
代表取締役 その他関係者 |
| （株）ゲーム へリンク 閉鎖 |
平成２２年１１月３０日 |
中野亨 |
| （株）ロイヤルチケットへリンク 閉鎖 |
平成２２年９月１３日 |
鈴木光 |
| （株）セントライト へリンク 閉鎖 |
平成２２年８月１１日 |
奥野裕司 |
| （株）マスタークラブ へリンク 閉鎖 |
平成２２年７月２３日 |
増保新一 |
| （株）フィールド・ケイ へリンク 閉鎖 |
平成２２年７月２日 |
田澤義明 |
| （株）ミリオンドリーム へリンク 閉鎖 |
平成２２年６月２日 |
中村雅樹 |
| （株）ＳＲＣ へリンク 2011.4.26現在 閉鎖 |
平成２２年４月６日 |
黒崎勝利雄 |
| （株）クラウン へリンク 閉鎖 |
平成２２年３月３日 |
田中健一 |
| （株）アーネスト へリンク 閉鎖 |
平成２２年２月８日 |
樫本一三 |
| （株）ワンダー へリンク 閉鎖 |
平成２２年１月１２日 |
福田裕一 |
| （株）インパクト へリンク 閉鎖 |
平成２２年１月７日 |
道上聡 |
| （株）トップホース へリンク 閉鎖 一般情報 |
平成２１年１２月２４日 |
小澤賢 |
（株）オンリーゲート へリンク 閉鎖
http://ameblo.jp/ameburodayo27/佐藤嘉弥のブログ |
平成２１年１１月１９日 |
佐藤嘉弥 |
| （株）トップガン 閉鎖 |
平成２１年８月２４日 |
加藤大作 |
| （株）アミューズメントカンパニー 閉鎖 |
平成２１年８月４日 |
廣中淳司 |
| （株）バロン 閉鎖 |
平成２１年４月１日 |
濵田陽介 |
| （株）セレクトＲ 閉鎖 |
平成２１年２月１６日 |
大川勝一 |
| 全１７ 社 |
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