競馬情報詐欺 (株)ステップアップ=グリーンスタイル 住本信二 |
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多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。 |
第1 契約(情報料等の入金)の年月日、金額・内容、前後の事情、的中結果等
1.平成22年10月6日(水)、参加費用2万5千円の振込(契約)
平成22年10月2日、インターネットの馬券サイトから(株)ステップアップ=グリーンスタイルのHPを見つけ無料情報登録をすると、同日15時頃、アンケートメールが届いたのでそれに答えて返信しました。すると10月5日15時頃、『京都F氏確勝SP参加依頼』のメールが届き、参加費用は2万5千円とありました。無料情報の筈が何故、と(株)ステップアップ=グリーンスタイルに連絡すると「現在無料情報は期限切れで募集していない」「今回は的中確率が高いので参加して下さい」と言われ、情報は買わなければ絶対当らないし、的中確率が高いという言葉に惹かれて、10月6日、2万5千円を指定口座へ振り込みました。
しかし10月10日(日)のレースは不的中で、即、会社に抗議すると、「詳細は担当者が帰り次第連絡する」との返事でした。
口座/三菱東京UFJ銀行新宿中央支店 普通3142748(株)ステップアップ
結果/10月10日(日)、京都10R3点共に不的中。馬券代300円
2.平成22年10月20日(水)、情報料200万円の振込(契約)
3.平成22年10月20日(水)、情報料200万円の振込(契約)
10月12日、(株)ステップアップ=グリーンスタイルの福田から電話があり、「今回のレースは情報元が違います」「特別会員になれば確実に当る情報を提供出来ます。ただし情報料は400万円かかる」と言われ、その後も同様の話がありました。
10月20日にも、福田から「情報料を払えばもっと的確な情報を提供出来る。絶対に当るデキレースがある」「情報料は400万円で、次週、確実に4400万円の配当になるレースがある」と5時間に渡って真剣な説明があり、執拗に勧誘するので、「そんなうまい話は無い。インターネットの書き込みでは、グリーンスタイルは悪質と書かれていた」と言ってみると、「その様な中傷サイトが業者間で入るんです。当社も困っています」と否定するので、自分は今2千万円ほど借金があってお金の都合がつかないと言うと、「責任を持って経理と調整するから、半額の200万円だけも今日中に振り込んで欲しい」「Aさんには絶対4400倍の配当を取らせる」「Aさんの為に私はそこまでします」と熱く何度も語るので、次第に、本当にあるかもと思うようになり、とうとう福田の言葉に動かされて、同日夜21時頃、指定口座に200万円を振り込みました。
ところが「会社には内緒ですよ」と念押しされていたが、その内容を理解していなかったA氏は、すぐに200万円の振込完了を受付けに報告したため、すぐに福田から「何故私以外の者に連絡するのか」「400万円の情報料を200万円にしたことを他の職員には黙っていたのに」と怒られました。そして、そこまで自分の事を考えてくれていたのかと、福田に益々信頼を置く事になりました。しかし、200万円の情報料ではレースを提供出来ないかと聞くと、「Aさんが情報料を半額にした事を受付にバラシタので私の立場がない」「残金200万円を今日中に振り込んで欲しい」「私を信じて欲しい」と夜23時まで話し込み、余りにも凄いその情熱に心が動き、23時過ぎに指定口座に更に200万円を振り込みました。
口座/楽天銀行マーチ支店 普通7037676(株)ステップアップ 以下同じ
4.平成22年10月23日(土)、情報料150万円の振込(契約)
ところが22日(金)19時過ぎ、福田の上司の安西から、情報料400万円の振込確認が出来た旨の連絡と同時に、更に300万円を支払うよう要求されました。話が違うと、どんなに抗議しても、「情報元の指示だから」の一点張りで、「お金がないのなら借りてでも払って欲しい」と簡単に言うので、「そんな怪しいレースにこれ以上お金を出せない。確実に当る根拠を見せて欲しい」「24日午前中のレースで、3連単の買い目をレーススタートと同時に私に連絡して、的中すれば信用して300万円を払う」と提案すると、安西がその条件を受け入れたので、23日、アコム、プロミスから150万を借り受け、更に妻からの150万円を足して、計300万円を準備しました。
ところが、その後23日夜19時過ぎに福田から電話があったので、先の安西との約束を話すと、福田は「それはできない」というので激しい口論になり、「それでは300万円は払えない」というと、「それなら私の定期預金を解約して150万円は私が立て替える。私は46歳で家族もいる。Aさんが情報料を払ってくれないと会社を首になる」と泣き付かれ「Aさんにまともな競馬情報会社がある事を今回のレースで証明してみせる」とまで言うので、とうとう福田を信じ、150万円を楽天銀行から振り込みました。
ところが10月24日(日)レース当日になってレースが中止になったと言われました。
結果/10月24日(日)の情報提供はなし
5.10月25日(月)夜、福田から「今回のレースは3つの馬券会社に提供していたが、他の馬券会社がインターネットで情報を100人以上に流した事で、オッツが急激に下がったためレースを中止した」と説明がありました。「矢張り、詐欺でしたね」とA氏が言うとそれには答えず、「次週のレースで万全のレース提供を確約する。準備は提供元と相談している」と言われました。
10月29日(金)の夜、福田から「30日(土)のレースは6800万円の配当になった。情報料は1700万円」と、予告もなくさらに情報料を要求してきたので、激しく抗議すると、「私も頑張ったけど配当金の上乗せは情報元の指示で仕方がない」と譲らず、それでも支払えないと答えると、「あと1150万円の情報料を稼ぐため、次週から無料で3連複のレースを毎週2鞍提供する、買い目は10点程度。それでレースの資金を確保して下さい」と提案してきました。
その後、話にあった「和解書」が届き、「(これまでに支払った)金557万5千円相当の競馬情報を、1回の情報提供は10万円として、11ヶ月に渡り提供し、今後情報料金を受け取らないことを確約する」その他の文言が書かれていましたが、その時は深く考えることなく署名捺印して(株)ステップアップ=グリーンスタイルに送付しました。
6.その後の無料情報は、11月7、14、21、28日に1日2鞍計20点ずつもらい、5鞍(5点)ほど的中しましたが、倍率は20〜30倍程度で、すべて1点100円の購入(福田から初めは1点100円程度で購入するように言われる)、的中しても買わなかったときもあるため、利益は3千数百円程度でした。1点当たり1万円を買えば30〜40万円の利益があったことになりますが、現実は計算通りにはいきません。
また、12月5日は、208.4倍の的中でしたが、買い目を見て到底当たるとは思えず、馬券は購入しませんでした。仮に買っていたとしても1点100円程度ですから、これまでに払った情報料に比べると、何の足しにもなりません。そして12月12日からは全く当たらなくなりました。
さらに1月に入ると福田とは偶にしか連絡が取れなくなり、1月23日のレースの不的中以降、音信不通になりました。1月27日以降は(株)ステップアップ=グリーンスタイルの電話も繋がらなくなり、インターネットで調べると、競馬情報詐欺の存在を知り、とうとう騙されたのだと確信しました。
なお、1月25日に大阪府警が(株)ライセンスを競馬情報詐欺で摘発しましたが、その大阪府警からA氏に連絡があり、(株)ステップアップ=グリーンスタイルもまた(株)ライセンスの関連会社として摘発されたことを知りました。 |
(株)ステップアップ=グリーンスタイルの社員はA氏に対して、「特別会員になれば確実に当る情報を提供出来ます」「情報料を払えばもっと的確な情報を提供出来る。絶対に当るデキレースがある」「情報料は400万円で、次週、確実に4400万円の配当になるレースがある」と言って信用させ多額の情報料を支払わせましたが、そのようなあり得ないことをあると断言し、実しやかに話をしたこと自体、A氏を欺く行為に他なりません。そして、本来はあり得ないことでも、人を騙すことに慣れた(株)ステップアップ=グリーンスタイルの社員が言葉巧みに、熱心に、くり返し語ることで、「もしかしたらあるのかもしれない」、そして、「きっとあるのだろう」と信じ込まされてしまうのは、少なからず、人間にありがちな共通の心理ですから、欺く行為と、信じたという結果には相当因果関係がみられます。
また、200万円でいいからと言って振り込ませると、いろいろ理由をつけて、さらに支払いを要求し、追加を支払うまで情報を提供せず、半ば無理矢理追加を支払わせましたが、このように追加料金を次々に払わせる(払わざるを得ない状況に追い込む)行為は、この種の詐欺事案によく見られる常套手段であり、違法性を裏付けるものです。
このように、何から何まで用意周到に準備して作られた、必ず利益がでる、必ず当たるという荒唐無稽な作り話を、福田、安西、宮元、高田のみならず(株)ステップアップ=グリーンスタイルを構成する多数の人間が互いに連携しあって、真実であるかのように言葉巧みに語り、A氏をして信じ込ませ、あるいは払わざるを得ない状況に追い込んで多額の金員を支払わせた行為は、まさに組織的な詐欺・強迫行為(民法96条、刑法246条)です。 |
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団体名
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(株)ステップアップ=グリーンスタイル |
電話番号 |
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所在地
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東京都新宿区西新宿五丁目8番5号 |
代表者 |
代表取締役 箱崎誠
住所/東京都八王子市
代表取締役 住本信二 |
ホームページ |
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その他 |
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銀行口座 |
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提携先 |
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所在地 |
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