詐欺師の群像、悪魔の群像
板倉事務所　資料室
事例２２５
資料　電話１　繰り返します	掲載 　2012/03/23 ●音声が出ない場合はもう一度クリックしてみて下さい。
競馬情報詐欺会社	（株）セレクトＲ　深い関わりを持つ　大川勝一
編集の概要	録音は他にもありますが、これはその一部で１単位分（１０分）です。少しだけカットした部分がある程度です。
この音声の概要	聞き取りにくい声で、何を言っているのか良くわからないかもしれませんが、こういう声の人物です。
全体の流れ	（株）セレクトＲは、私の中では社台物語グループの数ある会社の中のトップバッターでした。この後、次から次へと、社台物語グループの会社が現れました。 　（株）セレクトＲの代表取締役（Ｋ）は、どうやら名前を貸しただけで、（株）セレクトＲの行為そのものには関わっていない模様です。そのＫに話を持ちかけて、会社設立に必要な一切の書類を提供させ、登記所へも同行して手続をしたと言われるのが大川勝一です。 　そこで、大川勝一の名前を事務所のホームページに「首謀者　大川勝一」として載せたところ、本人から電話があり、「何故首謀者と書くのか」「代表取締役でもない自分の名前をどうして書くのか」と抗議がありました。 　これに対して、複数の情報として、あなたが（株）セレクトＲの設立に関わったことがわかったからだと答えると、「自分は佐藤という男に頼まれて代表取締役になってくれる人を探し、受け取った書類を佐藤に渡しただけだ」などと、（株）セレクトＲ設立に至った事情説明その他、いろいろ話がありました。いま録音を聞き返してみると、のらりくらりと、意味のない話を続けるばかりで、大川勝一の責任を軽くするもの、言い換えれば、単に書類の受け渡しをしただけということを信ずるに値する情報は何もないことが、改めてわかりました。 　書類を渡した「佐藤」という人物について、正確な名前と住所を教えてくれれば、詐欺事件の関係者として、損害賠償請求の文書を送る為に住民票の写しを取り寄せることができたと思います。しかし大川勝一は、佐藤の名前も住所も、すぐには教えず、のらりくらりと話続けるばかりです。名前は何度目かにやっと教えてくれました。もちろん本当かどうかわかりません。住所については、駅の側のマンション、から始まり、何とか名前まで出てきましたが、たしか１１階だったが部屋番号はわからない。見に行けばわかるとおもうけど、などといったところで、長い長いお話は終了しました。 　自分の行為が、結果的に多くの被害者を出すことに繋がったことに責任を感じる心が大川勝一にあれば（本人は責任は感じていないと言っていますが）、さっさと住所を確認して、教えてくれればいいのです。そうすれば誠意も伝わりますし、何も知らずに書類を受け渡しただけという主張にも、真実味が出てきます。しかし、本人は「弁護士に相談したら、そんなことを言う義務はないと言われた」などと言うばかりで、のらりくらりが続きました。 　また、ある方が（株）セレクトＲを相手に裁判を起こしたときに「オカダ」という人物が出てきて返金に応じたそうですが、大川勝一は、その「オカダ」こそ首謀者なのだからその男に連絡したらいいじゃないかと言います。しかし、オカダのフルネームも住所もわかりません。どうやってそれを調べろというのでしょう。それを私が調べるには無理がありますし、その義務もありません。（株）セレクトＲに関わった大川勝一や代表取締役のＫこそが調べて被害者に教えるべきことではないでしょうか。「自分は知らなかった。結果的に被害者を出すことになって申し訳ない」と思うなら（思ってはいないようですが）自分でそれをするべきではないでしょうか。しかし、大川勝一は最後まで正確な情報を提供しようとはしませんでした。 　そうであれば、「佐藤」は大川勝一の作り話と言うしかありませんし、あるいは、簡単に言えないほどに、首謀者たちと深い関係にあると言うしかありません。そこで、大川勝一は（株）セレクトＲの代表取締役ではありませんが、名前だけの代表取締役以上の役割を果たしていますから「首謀者」としたのです。 　社台物語グループの１０数社の中には、他にも大川勝一が関わったものがあるかもしれません。 　（株）セレクトＲは多くの被害者を出しました。大川勝一はその設立に関わり、しかも名前は表に出ていません。Ｋは代表取締役になることを引き受けたため、名前を表に出され、裁判でも被告人になり、それなりの制裁を受けましたが、大川勝一は、私が名前を出さない限り、誰からも何も言われることはなかったでしょう。大川勝一とＫのどちらが悪いかといえば、大川勝一と言わざるを得ません。
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